子どもの甘えにどこまで応えてあげれば良いのだろう、と迷うことはありませんか? たくさん甘えさせてしまったら、わがままになってしまうのではないか、自立ができなくなってしまうのではないか、など甘えに関しては色々と心配がよぎりますよね。でも実は、子どもには甘えさせた方がいいんです! なぜなら、甘えさせてあげることで「自分は愛されている」という自信が付き、安心して自立していくことができるから。ですから子どもの甘えにはたくさん応えてあげてください。でも一つ、気をつけておかないといけないことがあります。それは「甘え」と「甘やかし」は違うということ。
「甘え」と言うのは、スキンシップを求めてきたり、「ねぇ聞いて」「見て見て」などの気持ち面の欲求に応えてあげることです。一方「甘やかし」と言うのは、親の都合で何かを促したり、親が先回りして何でもやってしまうことです。物理的、金銭的欲求を満たす過保護や過干渉もこれに当たります。甘やかし過ぎてしまうと、子どもが我慢すべきところで我慢できなくなったり、自立の機会を奪ってしまうことにも繋がります。子どもに自立を期待するなら、厳しさだけでなく、たっぷり甘えさせてあげることがポイントになります。
でも「甘え」と「甘やかし」の境界線ってなかなか分かりづらいんですよね。人によって境界線も違うと思います。判断基準としてあるといいのが「それをすることで子どもの心が本当に満たされるかどうか」です。例えば、本来なら一人でできることでも「ママやって」と言われた場合、ただ面倒くさくてやりたくないのか、それともママの愛情を感じたくて言っているのか、で対応が変わってきます。愛情を感じたがって甘えていると感じたら、その甘えにはどんどん応えてあげてくださいね。