タイは1年中暑く日差しも強い国です。特にバンコクは車も多く空気が悪いので、長時間歩くことはお勧めしません。見ているとタイの人も長く歩くことはしていません。
ここではタイの移動手段をご紹介します。
電車
バンコク都内では、都心部を運行するBTSバンコク高架鉄道と地下鉄、都心とスワンナプーム空港を結ぶエアポート・レール・リンクの3種類です。また、バンコク郊外や国外を含む直距離を走るタイ国有鉄道があります。
BTS
バンコクの都心部では、高架鉄道 BTS(Bangkok Mass Transit System)が通っています。単純に「BTS」と呼ばれたり、タイ語では「ロット・ファイ・ファー」、英語では「スカイトレイン」と呼ばれています。
2016年現在、北⇔東を走るスクムビット線と、南⇔西を走るシーロム線が運行しています。サイアム駅がスクムビット線とシーロム線の乗換え駅となります。現在も路線延長工事中で、スワンナプーム空港やトンブリー地区などへのアクセスも可能となります。
自動券売機では5バーツ、10バーツ硬貨しか使用できません。硬貨が足りない場合は、窓口で両替してもらえます。切符となる乗車カードは自動券売機でのみ購入できます
自動発券機横の路線図・運賃表で、目的地の駅の金額を確認してください。自動券売機では、その金額ボタンを押して、硬貨を投入すると乗車券カード(磁気カード)が出てきます。
乗車券
乗車券は、磁気カードと、プリペイドカードの2種類です。
磁気カードは、片道の一回乗車券と1日フリーパスに使われます。プリペイドカードは、プリペイドでの一回片道利用の他に、回数券としても使われます。
改札では、磁気カード式乗車券は、カードの向きに気をつけてスロットに挿入し、出てきたカードを受け取って通過します。プリペイドカードは磁気カード用スロットの上部にあるセンサー部分にカードをタップして通過します。
MRT(バンコク・メトロ)
バンコク都内を走る地下鉄です。2004年7月に開通。単純に「MRT」と呼ばれたり、タイ語は「ロット・ファイ・タイディン」と呼ばれます。現在は、ブルーラインが開通しており、パープルラインの試運転が行われています。他路線も計画・工事中です。
MRTスクンビット駅、シーロム駅でBTSスカイトレインとの乗換えができます。
乗車券は、トークンの形の一回乗車券と、回数券、期間券にも使われるプリペイドカードがあります。MRTの自動販売機では、紙幣も使用可能です。
エアポート・レール・リンク
スワンナプーム国際空港と、バンコク都内を結ぶ高架鉄道です。同じ路線上で、各駅停車であるシティラインと、急行であるエクスプレスラインがあります。スワンナプーム空港駅から終点のパヤタイ駅まで、約30分です。
エアポート・レール・リンク マッカサン駅でMRTと、パヤタイ駅でBTSスカイトレインとの乗換えができます。
乗車券は、トークンの形の一回乗車券と、プリペイドカードがあります。エアポート・レール・リンクの自動券売機では、紙幣も使用可能です。
(2016年6月現在、エクスプレスラインは運休中です)
都内電車の乗り換え
BTS、MRT、エアポート・レール・リンク、タイ国有鉄道は、以下の駅で相互乗り換えが可能です。
BTS:モーチット駅 ⇔ MRT:モーチット駅
BTS:アソーク駅 ⇔ MRT:スクンビット駅
BTS:サラデーン駅 ⇔ MRT:シーロム駅
エアポート・レール・リンク:マッカサン駅 ⇔ MRT:ペチャブリー駅
エアポート・レール・リンク:パヤタイ駅 ⇔ BTS:パヤタイ駅
タイ国有鉄道:ファランポーン駅 ⇔ MRT:ファランポーン駅
バス
バンコク都民の主要な交通機関であり、運賃も安いです。路線は数多く複雑で、頻繁に運行経路が変わります。日本語はもちろん、英語もほとんど通じません。路線は番号で管理されていますが、同じ番号でも運行ルートが違うバスもあります。車体の色やエアコン付きかどうかで運賃体系が異なります。時刻表はありませんが、日中はほぼ数分おきに走っていると考えても大丈夫です。そのため、あまり不便を感じることはありません。
乗りたい番号のバスが来たらタクシーを止めるように手を出して、乗る事をアピールします。そうでなければ停まらず通り過ぎてしまう事もあります。混雑している時は乗車拒否もあるので、止まらなかったら次を待ちましょう。また、完全に止まらない事や、歩道寄りではない車線に停車する事もあるので、乗り降りの際は他の車やバイクに気をつけましょう。特に降車の際は、後ろから走ってくるバイクには十分に気をつけて降りてください。
タクシー
バンコクのタクシーは、初乗り料金が35バーツ、その後は距離に応じた従量制料金です。日本と同じように、渋滞時の加算があります。都心部であれば、概ね100バーツ以内で移動が可能ですので、気軽に利用できる料金設定です。走行台数も多く、すぐにつかまえることは可能です。タイではタクシー側の乗車拒否もありますので、タクシーを止めたらまず、行き先を伝え、言ってくれることを確認してから乗り込みます。
基本的にはチップは不要ですが、細かい(5バーツ以下など)お釣りを、そのままチップとして受け取らないことが多いようです。
タクシーのトラブルについて
バンコクでは一方通行の道路も多いため、遠回りに感じることもありますが、わざわざ遠回りするというケースはあまりないようです。街中で渋滞の中遠回りしても、あまりメリットがないためです。ただし、高速道路で全然違う道に行ったり、中には通常よりも速くカウントアップする改造メーターを使っていることも稀にあります。
トラブルになりそうな時は、ナンバー(後部座席の内側にも貼ってあります)と運転者証(助手席あたりに見えるように掲示してあります)を控え、ツーリストポリスに連絡するのが賢明です。直接タクシー運転手と言い争い、傷害事件に発展することがあります。
その他のトラブルがあることもあるので、特に夜間の人気の少ない時間帯に女性が一人で利用することは極力避けた方が良いでしょう。
トゥクトゥク
タイ独自の乗り物(3輪タクシー)
タイを始めとする東南アジアで伝統的な3輪車を使ったタクシーです。金額は交渉制です。観光客と見ると高めに言ってくることが多いです。平均的にもタクシーよりは若干高めと考えて良いでしょう。伝統的な庶民の足でもありますが、観光客の多い場所で客待ちをしているケースが多いので、捕まえるのにそれほど苦労はしないでしょう。
ドアや窓ガラスがついていないので、乗車中は特に安全には気をつけてください。トゥクトゥク自体の排気ガスも酷いですが、前出のように遮るものがなく、他の車の排気ガスをまともに受けることになりますので、そちらも注意が必要です。
構造上大きな物も積めるため、地元の人が洗濯機や、詰め込めるだけの野菜などを乗せて運んでいる光景を見かけることもあるかもしれません。
モータサイ
こちらもタイならではのシステム、バイクのタクシーです。日本人には「バイタク」などと呼ばれています。 駅からタクシーに乗るほどではなくても、歩くには遠いと思う距離や、ソイ(小道)の入り口から奥までなど、渋滞の多いバンコクでは、非常に重宝されています。大通りからソイに入る入り口のあたりで、モータサイが集まっている拠点(スタンド)があります。エリアによって基本料金が決まっていますが、場合によっては違う金額を言ってくることもあるので、事前に確認した方が良いでしょう。
車の間をすり抜けたり、無謀運転をする運転手もいてモータサイの事故が多いので、乗る際には十分に注意しましょう。