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携帯電話事情

 近年のスマートフォンの普及から、公衆電話が減りつつあるのは日本と同様。タイでは日本よりもスマートフォン普及率が高いとさえ言われています。タイの携帯電話・スマートフォンは基本的にはSIMフリーとなっています。中古市場も活発で、古い機種から最新機種まで、取引されています。携帯端末を取り扱う店舗では、自分の持っている機種を売ることもできるので、日本以上に頻繁に機種変更している人もいます。

タイ国内電話の掛け方

 公衆電話、固定電話の掛け方は日本と同じです。公衆電話は受話器を外し、硬貨を入れて番号をプッシュします。固定電話は、受話器を上げて番号をプッシュします。タイでは、市内宛にかける時でも市外局番から指定する必要があります。公衆電話では1バーツ以上の硬貨が使えますが、5バーツ以上の硬貨を使った時のお釣りは戻りません。

タイから日本への国際電話の掛け方

公衆電話、一般の固定電話、携帯電話から国際電話をかける時の番号体系は以下の通りです。

[タイ国内の国際電話識別番号]-[国番号]-[0を除いた市外局番]-[電話番号]

東京 03-1234-5678にかける場合は

001-81-3-1234 5677

001:  タイの国際電話識別番号。電話会社により、他の番号もあります。

81: 日本の国番号

3: 東京の市外局番から「0」を除いた「3」

1234 5677: 電話番号

ホテルの電話を使用する

 ホテルにより異なりますので、詳細は宿泊先の案内をご確認ください。一般的には、部屋の電話からは外線発信番号の後に続いて電話番号を指定してください。

 タイ国内固定電話宛、タイ国内携帯電話宛、国際電話の場合、それぞれに料金設定されている場合があります。知らずにかけて高額の通話料を請求されるといったトラブルを招かないよう、事前に料金体系を確認するよう、ご注意ください。

日本の携帯電話を使用する

日本の携帯電話も、端末がGSM対応で、国際ローミング設定がしてあれば、お持ちの電話をタイ国内で使用することができます。パケット通信も可能ですが、パケット無制限プランなどにしておかないと、高額請求になってしまう場合がありますので、事前の確認・条件設定を忘れずに。また、かかってきた電話を受ける場合も受信側通話料がかかりますので、こちらも注意が必要です。

国際ローミング時の電話の掛け方、受け方、通話プランの設定など、キャリア(電話会社)ごとに違いますので、お使いの電話会社の説明書に目を通してください。日本出国前に設定する必要がある場合もありますので、注意が必要です。

●NTT Docomo 海外でつかう・海外へかける

https://www.nttdocomo.co.jp/service/world/

●au 海外で使う(au世界サービス)

http://www.au.kddi.com/mobile/service/global/global-passport/

●Softbank 海外で使う

http://www.softbank.jp/mobile/service/global/overseas/

タイの携帯電話・SIMカードを使用する

タイでは、旅行客向けのツーリストSIMなどのサービスも充実しています。タイのSIMであれば、タイのプランを使うことができるので、経済的な方法の一つです。以下のようなスタイルがあります。

●自分のSIMフリーの携帯端末を使う

ツーリスト向けSIMカードを購入し、入れ替えて使うスタイルです。日本と同じように、通話とインターネット(パケット通信)が使えるものが主流で、通信料や通話料に応じて割引になる各種プランがあります。タイの電話番号を使いますので、現地の予約手配などの電話も気軽にかけられます。SIMカードを入れ替えると、日本の番号の国際ローミングサービスは利用できなくなりますので、ご注意を

●通話のみの安価な端末を使う

ごくごくシンプルな、通話とSMS機能程度の端末と、SIMカードを買って使用します。携帯電話でパケット通信までする必要がない場合、Wifiの使える端末を別に持っている場合などに利用しやすいスタイルです。通話機能程度であれば、500バーツくらいからの安価な端末を入手することができます

●タイのWifiルータを使う

日本で海外旅行用のWifiルータをレンタルしてくる方が増えていますが、タイでも現地プランを入手(購入またはレンタル)可能です。このスタイルであれば、ご自身の日本のスマートフォンは電話専用で、インターネットはWifiのみとして使えます。携帯端末と同じように、日本から持ってきたSIMフリーのWifiルータにタイのSIMを使うという事もできます

インターネット

インターネット事情

タイ国内でもADSLや光ファイバーの価格が安くなり、徐々にネット環境は良くなってきています。街中でも無料Wifiのホットスポットが増えていますし、ネットカフェも普及しているので気軽に利用できます。

無料Wifi

無料のWifiは以下のようなところで接続可能です。以下はほんの一例です。

ネットカフェ

インターネットカフェは見つけるのに苦労しないほど普及しています。インターネットカフェと書いていなくても、無料Wifiを提供しているところが殆どです。旅行者だけでなく、現地の人もよく利用しています。

Airport Wifi

タイの空港では、無料Wifiを提供しています。初回に身分証明書番号などを入力して登録する必要があり、また、一回もしくは1日当たりの接続時間制限があります。Wifi設定画面で、Airport Free Wifi に接続してください。

Bangkok Wifi

バンコク内では、政府の奨励するICT Wifiが少しずつ増えています。初回に身分証明書番号などを入力して設定する必要があり、また一陰単位での接続時間制限があります。Wifi設定画面で、ICT Wifi があれば接続できます。

トラベラーズWifi

電話会社などが、ツーリスト向けに、Wifiの無料トライアルプランなどを提供しています。バンコクWifiよりも制限時間は短めです。

レストラン・バーなどの飲食店

カフェと同じように、利用者向けのサービスとして殆どのお店で無料Wifiを提供しています。スタッフに聞いてWifiパスワードを入手するスタイルが多いです。

ショッピングモールなどの商業施設

ショッピングモールでも、無料Wifiを提供しているところが増えてきました。サービスカウンター、もしくはインフォメーションカウンターで登録するか、パスワードを入手します。

ホテルなどの宿泊施設

最近の中級以上のホテルでは、無料Wifiを提供しているところが殆どです。詳細はホテルで確認してください。