皆さん、休日はどのように過ごすことが多いですか? 休日と言っても家事に休みはないので、子どもの相手ができない時はテレビのお世話になることもあると思います。テレビ育児は良くない、と様々なところで言われていますが、私にとってテレビは子育ての相棒的存在です。息子が3歳になるまでは、たまにEテレを見せるくらいでしたが、本帰国して生活がガラリと変わり、テレビなしでは育児と家事の両立ができなくなってしまいました。でもそのおかげか、息子は料理や生き物に興味を持ったり、英語の発音が良くなったり、ピタゴラ装置を家で作ったりと、良いこともたくさんありました。
そこで今回は、テレビが子どもに与える良い影響についてご紹介したいと思います。そもそもテレビ育児が良くない理由は、視力の低下、睡眠不足、言語発達の遅れ、積極性・創造性の低下などが挙げられています。しかし完全に「テレビは悪」とも言い切れません。ブラウン大学教授のエミリー・オスター氏は、3歳を超えるとテレビから学べると述べています。ではテレビが与える良い影響はどのようなものでしょう。一つ目はテレビを通して思考力が刺激されること。教育系の番組なら、語彙力、計算力、想像力の向上が期待できますよね。テレビをきっかけに興味を持ち、実際の生活でリアルな体験をするのも子どもにとって良い刺激になります。二つ目は親子の会話のきっかけになること。子どもがどんなことに興味があるのか知るきっかけにもなりますよね。三つ目は新しい知識が得られること。親の知識にも限界があります。我が家は毎週家族で動物番組を見るのですが、大人でも知らないことがたくさん出てきます。テレビを通して新しい知識が身につき、子どもの世界を広げていくことができます。このようにテレビにはメリットもあります。だからと言ってテレビ漬けはNG。ルールを決めた上でテレビを利用すれば、子どもの思考力や共感力といった非認知能力を高めていけそうですね。