WOM読者の皆さま、初めまして、非認知能力育児コーチの羽深美妃と申します。実は私も元バンコク駐妻。バンコクが大好きだったので、本帰国してもこのようにバンコクと関わりが持つことが出来て嬉しいです! 私は今「非認知能力育児コーチ」という仕事をしているのですが、「非認知能力」って聞いたことありますか? 世界ではすでに重要視されていて、日本でも数年前からジワジワと注目を集めています。
「非認知能力」は、学力テストでは測れない「目に見えない力」のこと。例えば、自己肯定感、自信、柔軟性、楽観性、社会性、自制心、主体性、回復力、やり抜く力、コミュニケーション能力、想像力、共感力、創造性、リーダーシップなど…。どれも聞いたことがある力ですよね。これらを総称して「非認知能力」と呼びます。
なぜ今、この「非認知能力」が注目を集めているのか? それは非認知能力が高い子どもは社会を生き抜く力が強く、自分の人生を切り拓いていくことができるからです。日本では長年に渡り、認知能力を重視した教育がされてきました。しかしAI化、グローバル化、多様化などが進む現代社会では、認知能力だけでは限界があります。変化の激しい今、予期せぬことが起きたり、失敗したり、計画通りいかないことって多いですよね。コロナだってまさにそう! それらを乗り越えていくためには、自己肯定感、柔軟性、回復力、問題解決能力、自制心といった「非認知能力」が必要になってきます。
そして実はこの「非認知能力」、大人になっても伸ばしていけるのです。私自身、元々自己肯定感が低く、自信もなく、「どうせ無理」「私なんて」が口グセのとにかく全てにおいてネガティブな人でした。だから楽しいはずのバンコク生活もあまり楽しめていなかった。でも「非認知能力」を高めることを意識してから、やっと心から楽しいと思えることが増えました。それまでは常に人目を気にする「適合の人生」、今は自分がどう生きたいかを軸に考える「創造の人生」を送ることが出来ています。コロナ禍のバンコクでも毎日「楽しい」と思えたのは「非認知能力」を高めたからだと思っています。
次回から、私のエピソードも交えながら「非認知能力」についてお話ししていきますね。どうぞ最後までお付き合いください。