コラムを読んでくださっている皆さま、DMなどで感想や応援メッセージを頂くこともあり、とても感謝しています。今年もどうぞよろしくお願い致します。さて、今回は以前募集した読者の方からのご相談にお答えしたいと思います。子育てには正解はありませんので、一つの選択肢としてご参考にしていただけたら嬉しいです。
小学生と未就学児のお子さんがいらっしゃるペンギンさんからのご相談です。『初めまして。子どもたちが「挨拶できない」という悩みがあります。私自身は「こんにちは」も「サワディーカー」も「Hi」も割と気軽に言うほうです。「挨拶はマナー」と教えてもなかなか自分からは言えないようです。あまり気にせずに言い続ければいいのか、それとも別のアプローチがあれば教えていただきたいです。宜しくお願いします』
挨拶って大切ですよね。大切だからこそ子どもには自らできるようになってほしいですよね。結論から申し上げますと、このままペンギンさんが挨拶をし続けるのが良いかと思います。
挨拶はただ言えばいいのではなく、心のこもった挨拶をすることが大切ですよね。そのためには挨拶の大切さに「気づく」ことが必要になってきます。親が「挨拶をしなさい」と強制してしまうと、子どもが自分で気づく機会を失ってしまいます。今すぐ身につかなくても自分の姿を見せていれば、いつかできるようになると信じて続けていくことが良いかと思います。
子どもは大人を見て育ちます。繰り返し見て学ぶことで少しずつ気づき、身につけていきます。ですので、子どもが挨拶をしなくてもあまり気にせず、大人が挨拶をすることを続けていけばいつか自然とできるようになってくると思いますよ。
一度教えることも強制することもやめて、ただ親が挨拶をする姿を見せていくというのはいかがでしょう。この子は「できない」ではなく、「できるようになる」と信じて見守ってみませんか? ご参考にしていただけたら嬉しいです。