コラム タイ野菜でべジフルライフ 第111回バタフライピー (アンチャン)

タイ野菜でべジフルライフ

第111回バタフライピー (アンチャン)

チョウマメ(蝶豆)
Butterfly pea
อัญชัน (アンチャン)

 日本では、青は自然界にない色で食欲をなくすと言われています。でもバタフライピーの花は、真っ青です。タイ人は、髪の毛にいいと生まれた時から親しんでいるので、ヘルシーな色として認識しています。お茶だけでなく、青いご飯を見たこともあるでしょう。この青色がSNS映えすると日本でも注目され始めています。

アンチャンチーズケーキ

  • アンチャン水 … 300㏄
  • クリームチーズ (常温) … 250g
  • 水切りヨーグルト … 250g
  • ゼラチンパウダー … 7g+3g
  • ハチミツ … 100g (お好みで)+大さじ1
  • ビスケット … 120g
  • バター (湯せんしておく) … 50g
  1. ビスケットを砕いて、湯せんしたバターと混ぜて型の下に敷き詰めて冷やしておきます
  2. クリームチーズと水切りヨーグルト、ハチミツ100g(またはお好みの量)をよく混ぜ合わせておきます
  3. ゼラチン7gにアンチャン水150㏄を入れて、レンジに30秒かけて粉をよく溶かし、②に混ぜて型に流し入れ冷やします
  4. ゼラチン3gにアンチャン水150㏄を混ぜてレンジにかけ、ハチミツ大さじ1を加えて③に流し入れて、再度冷やします
  5. かたまったらお好みのトッピングでどうぞ


 七夕も近いので、夏空のイメージで作ってみました。アンチャン水は、好みの濃さで、酸味や甘味もお好みでマナオを加えたり、砂糖を使ってもいいでしょう。③が固まる前に加えると白が混じって模様になるのでそれも面白いです。チーズの方は、青色が出にくいので、コーティングだけにアンチャンを使うのでもいいと思います。ゼリーや寒天の他、バニラアイスに混ぜて再び凍らせたり、ヨーグルトに混ぜたり、涼しさを演出しながらより楽しんでヘルシーなスイーツをお楽しみください。ちなみにパスタやご飯なども青色を楽しめますので、チャレンジしてみます?

チョウマメ(蝶豆)

 熱帯アジア原産のマメ科の植物で、大きな花が蝶に似ているのが名前の由来です。毒性がないことから染料だけでなく、食材としても使われています。生でも乾燥したものでも同じように利用できますが、風味があまりないので、飲み物や料理にする時は、甘味や酸味、塩味などを加えてください。生は、天ぷらやヤムなどにも利用できます。青い色は、酸味を加えると紫に変わりますので、その変化を楽しむのもいいでしょう。ポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富なので、頭皮や毛髪、目の健康によいと言われ、抗酸化作用も期待されます。シャンプーなどの商品もありますので、試してみてはいかがでしょう?

青澤直子

健幸料理研究家(野菜ソムリエ&雑穀エキスパート)
健幸料理の店 SALADee
491/14-15 Silom PlazaGF, Silom Road

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