脂肪吸引手術が痛みも想定内で無事終了し「やったぁ楽勝じゃん」と思っていたら、思わぬ事態が発生し「ギョッ!」となったDr.MANA。―その続きです。
「脂肪吸引の出来不出来は、手術よりもその後の自己管理によって規定される」そうです。聞いてはいても、夢のクビレに浮かされて脳にとどまることがなかったのでしょう。せめて「術後のダウンタイム」と言って欲しかった。ダウンタイムは日数単位とは限らない、この場合は月単位であったのです。
どこの世界にコルセット24時間装着なんてあるの? 美容にもっとも大切なのは良質な睡眠、と信じている私には拷問そのもの。そのコルセット装着が12時間に緩和されて「やれやれ」とひと息ついた頃、見計らったように「それ」はやってきました。いや静かに進行していたのでしょう。脂肪をとったおなかまわりがなにかしら固い。ストレッチで両手を挙げ、伸びをすると、その部分がドヨヨーンと響く。「それ」は術後の拘縮でした。ザックリ言えば“内部傷跡のひきつれ"ですね。
ソレナリの量の脂肪細胞を強引に取り除いたのです。空洞となった部分に、治癒していくプロセスで、組織液とかダメージ修復細胞とかが集まって繊維質を組成する、(そのまま放置すると)結果はボコボコの塊になります。感じとしては、腹部に硬い恵方巻きを抱えている気分です。
拘縮ケアの治療としては、お風呂でのマッサージとインディバがいいとされます。しかしながら、私の場合もっとも効いたのは(たまたま試した)いま流行りの若返り成分NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)の点滴でした。一発で翌日には見事に柔らかくなったのです。これには心底びっくりしました。
NMNとマッサージで術後2ヶ月、おなかの柔らかさは回復しました。半年以上経った今ではなんの支障もありません。ハミダシ肉は多少継続していますが、吸引したおなかのリバウンドは一生ないとのこと。これは嬉しい!
さて皆さま、安きにつくか、それとも修行研鑽の道を選ぶか。いかがでしょうか?