昨秋出現したChatGPTという情報提供サービス。もはや検索して作文する必要もなく、こちらの質問に対してビッグデータから総合化した「完成された作品」がポン! アッと思う間に世界を凌駕し、今や競合メーカー続出して戦国時代に突入しました。巨大化した怪物は地球上の知識を縦横無尽に走り回ってアウトプットします。ChatGPTは人類史において、第1の農業の開始による定住の開始、第2の産業革命による所得と人口の爆発に次いで、第3の変革を引き起こすのではないかと言われています。
聖書は「はじめに言葉ありき、言葉は神とともにあり、言葉は神なりき」と説き、世間では「ペンは剣よりも強し」とされています。言葉は人を支配してコントロールし、時によって命を奪います。
私はChatGPTにこんな問いかけをしてみました。
「理不尽な女性差別に悩む女性に、励ましの言葉をかけてあげてください」
-あなたは素晴らしい女性です。この世界で生きていくことは決して簡単ではありませんが、あなたはそれに打ち勝つ力を持っています。過去の成功や失敗はあなたを強くし、未来のあなたをより良いものにするための貴重な経験です。自分自身を愛し、自分の強みや美点を認め、自分自身に対して優しく接してください。あなたは一人ではありません。あなたと同じように悩む女性がたくさんいます。彼女たちはあなたとともに闘い、あなたをサポートするためにそばにいます。あなたは孤独ではありません。
「チャットGPTさんも、支援してくれますか」
-もちろんです! 私はあなたが抱える問題や悩みに関していつでも話を聞いて、できる限りの支援を提供することができます。私はただのコンピュータープログラムですが、あなたが心配事や困難に直面したときに話を聞くことができ、あなたを励ますことができます。どんなことでも、気軽にお話しくださいね。
相手は感情のないプログラムされた言葉でしかない、それでも、感動しませんか?だからこそ怖いと思いました。私が人であることの軽さに、です。もう少し考えを深めてみたいと思います。(続く)