コラム お金の知識を高めるコラム Vol.48 インフレとデフレ

お金の知識を高めるコラム

Vol.48 インフレとデフレ

物価が上昇していくことを、「インフレーション」と言います。モノの値段(物価)は、買いたいという需要が大きくなれば、上昇します。経済が成長し、所得が増えれば、購入意欲も増し、需要が増えて、物価は上がっていきます。
反対に、物価が下落していくことは、「デフレーション」と言います。経済が成長せず、需要も膨らまず、供給の方が多ければ、物価は下がります。経済活動も、縮小均衡に入りますから、所得も下がる可能性が高いです。
皆さんは、どちらが良いと思いますか? 難しいですよね。「インフレ」が良いという側面はあります。経済が成長し、所得も増えるわけですから。特に先進国では低成長が当たり前になってしまった 2000 年以降では、各国は、景気が低迷するたびに、インフレになるような政策を打ってきました。中央銀行も、インフレ率の目標を決めてまで、インフレにしようという政策が採られました。
しかし、良くない側面もあります。インフレが起きるということは、物価の上昇=通貨価値の下落ということが起こっています。そのため、過度にインフレになると、その国の通貨価値が下落して、大変な危機に瀕することになります。日本でも、戦後のハイパーインフレやオイルショックの時の狂乱物価は、悪いインフレの典型例です。
デフレはどうでしょうか? 日本の失われた 30 年間と言われる時代は、デフレの時代でした。モノの値段が下がっていくのは良かったのですが、所得は上がらず、周囲の国は成長とインフレを続けていたので、日本は相対的に経済規模が小さくなったり、所得が少なくなったりしてしまいました。日本政府の政策は無策で、貧困化政策だとの批判も頷けます。
現在は、COVID-19で打撃を受けた経済を立て直しているときですから、インフレになるような政策が各国で採用されています。世界的には、インフレに向かっていくでしょう。そうだとすると、貨幣の価値は下がります。つまり、お金を増やす運用をしっかりとやってはじめて、お金の価値が減らないということができるのです。インフレの時こそ、しっかりと運用を考えなければなりません。今、何をすべきかを考えることはとても重要です。

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長谷川 建一

国際投資ストラテジスト

シティバンクグループ日本及びニューヨーク本店にて資金証券部門の要職を歴任後、シティバンク日本のリテール部門やプライベートバンク部門で活躍。 2004 年末に、東京三菱銀行(現三菱UFJ 銀行)に移籍し、リテール部門でマーケティング責任者、2009 年からは国際部門に移りアジアでのウエルスマネージメント事業戦略を率い2010 年には香港で同事業を立ち上げた。その後、2015 年香港でNippon Wealth Limited, a Restricted Licence Bank を創業。2020 年には、Wells Japan Holdingsに参画し、新たな金融サービスの開発に取り組んでいる。世界の投資商品や投資戦略、アジア事情に精通。わかりやすい解説には定評がある。香港をはじめ、日本やアジア各地での講演も多数。京都大学法学部卒・神戸大学経営学修士(MBA)

寄稿中

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