コラム お金の知識を高めるコラム Vol.59 『ハリケーン』に備えよ!

お金の知識を高めるコラム

Vol.59 『ハリケーン』に備えよ!

なんだか、危なっかしい警告に聞こえますね。でも、金融市場ではこれから大きなテーマになると話題になっています。

2023年になったら景気が後退し始めるのではないか? そうすると金融市場にも逆風となり、リスク資産の価格下落などにより混乱をきたすのではないか、そういう懸念をハリケーンになぞらえて、投資家に注意を促しているというわけです。

そもそも景気が後退するようになってしまうのは、物価の上昇が世界的に進み、それを抑制するために世界の主要中央銀行が金融政策を引き締めていることが背景にあります。金融を引き締めると、金利が上昇し、世の中に流通している資金の量が減少すると、資金コストが上昇したり、経済活動が控えられたりして、景気が減速します。

米国も欧州もアジア各国も、物価の上昇率は年率で6~10%にも達しています。一方、収入は、賃金がそこまで急上昇はしていないので、実質的に目減りしています。これも、お金を使いたがらなくなる要因になります。

これだけ高い物価の上昇率に歯止めをかけるために、どこまで金利を上げるのかという問題もあります。パンデミックショックを乗り切るために、主要中央銀行は大規模な金融緩和を行いました。ところが今度は金融を一気に引き締めないと、物価の上昇に火が付き、手がつけられない事態にならないとも限りません。たとえは悪いかもしれませんが、インフレは火事のように、点火してしまうと、とても厄介なのです。

今のところは、欧米の景気はしっかりした足取りを辿っています。それほどまでに心配しなくてもよい状況でしょう。しかし、インフレ率は高い水準にとどまったままです。そして、5月6月に入り、主要中央銀行が金融引き締めに政策転換する事を相次いで決めました。彼らは政策のギアを引き締め方向に上げてきたようです。どうやら投資家の皆さんにも『ハリケーン』のような強風・暴風雨に備えるよう、シートベルトを締めていただかなくてはならないようです。来年の景気動向の見通しは大きく変化する可能性があります。

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長谷川 建一

国際投資ストラテジスト

シティバンクグループ日本及びニューヨーク本店にて資金証券部門の要職を歴任後、シティバンク日本のリテール部門やプライベートバンク部門で活躍。 2004 年末に、東京三菱銀行(現三菱UFJ 銀行)に移籍し、リテール部門でマーケティング責任者、2009 年からは国際部門に移りアジアでのウエルスマネージメント事業戦略を率い2010 年には香港で同事業を立ち上げた。その後、2015 年香港でNippon Wealth Limited, a Restricted Licence Bank を創業。2020 年には、Wells Japan Holdingsに参画し、新たな金融サービスの開発に取り組んでいる。世界の投資商品や投資戦略、アジア事情に精通。わかりやすい解説には定評がある。香港をはじめ、日本やアジア各地での講演も多数。京都大学法学部卒・神戸大学経営学修士(MBA)

著書
ブログ: HASEKEN
寄稿中

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