コラム タイ野菜でべジフルライフ 第131回ホーリーバジル (ガパオ)

タイ野菜でべジフルライフ

第131回ホーリーバジル (ガパオ)

神目箒(カミメボウキ)
Holy Basil/Tulsi
กะเพรา(ガプラオ/ガパオ)

PM2.5やら新型肺炎やら、なんだか不安になることが多かった乾季でしたね。大事なのは、日ごろの食生活で病気になりにくい体を作ること! ニンニクやニラ、パクチーや青パパイヤなどスタミナをつけたり、デトックス効果のある野菜はたくさんあります。今回は、アーユルヴェーダでミラクルハーブと言われているガパオを紹介します。

スタミナガパオ納豆

  • ガパオ … たっぷり(20g)
  • ツナ缶 … 大さじ1
  • 納豆 … 1パック
  • ニンニク … 1個
  • ごま油 … 少々3
  • 麺つゆ … お好みで
  • 削り節、白ごま、七味など … お好みで
  1. ガパオは葉だけを茎からとって洗っておきます
  2. ニンニクをみじん切りにして油で熱し、香りが出たらガパオをちぎりながら入れます
  3. ガパオは加熱しすぎないように、香りが出たら麺つゆを加えて火を止めます
  4. ガパオをツナ、納豆とよく混ぜて、お好きな薬味をのせたり混ぜたりしてどうぞ

ガパオを和の食卓にもと思って考えました。こんなに?と思う量でも加熱すると小さくなります。ツナの代わりにひき肉でも美味しいです。ご飯にかけたり、パスタに和えたり、パンにのせてもオクラやトマトを混ぜておつまみとして食べてもいいでしょう。面倒であればガパオとニンニク、ごま油を混ぜてレンジでチンでも大丈夫です。納豆は、油との相性はいいのですが、加熱すると栄養分が損なわれるのでそのままいただきます

ホーリーバジル (神目箒: カミメボウキ)

 ガパオというとひき肉のバジル炒めと思っている方もいますが、ホーリーバジルのタイ語名です。パクチー同様、ガパオが日本語として定着するのはうれしいことですね。東南アジア原産のシソ科の植物で、タイではキッチンハーブとして親しまれています。インドでは、「ホーリーバジルがあれば家に病が入り込まない」「不老不死の薬」と言われ、大気を浄化する医食同源の万能ハーブとして重宝されています。生では口当たりが悪く香りも薄いので、さっと加熱して使います。炒め物やスープの他、お茶やジュースなど気軽に使ってください。お湯を注ぐだけでさわやかな香りが広がります

青澤直子

健幸料理研究家(野菜ソムリエ&雑穀エキスパート)
健幸料理の店 SALADee
491/14-15 Silom PlazaGF, Silom Road

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