女性は“ハートが開いている”ことがとても大事です。でも、ハートを開くと言われても? な方も多いのでは。これはわかりやすく言うと「素直に自己表現する」ということです。誰もが過去の嫌な思い出やトラウマから心に殻をまとって生きています。でもそのまま「どうせわかってもらえない」「また傷つくかもしれない」と心の底で傷つき拗ねたまま放置していると、それはやり場のない恨みになっていきます。そして誰かに褒められたり、何かしてもらった時にも、素直に「ありがとう」ではなくて「私なんて」と片意地をはった反応をしてしまうものです。そんな人は受け取りベタ・愛されベタ。結局いつも一人でがんばりつつ、愚痴をこぼす人になってしまいます。
確かに心を開くことは怖いことです。そして残念ながら、人に理解してもらえないこと、また誰かに裏切られ傷つけられることもあるかもしれません。それでも心を閉じずに、素直に自己表現し続けてこそ、ほかの人と本当の自分を分かち合うことができるのです。女性性の特徴は、人とのハーモニーや関係性です。人と深く関わり繋がる瞬間に、私たちの女性性の輝きが増すのです。
いつかまた誰かに傷つけられるのを恐れてハートを閉じたまま生きますか? それとも、傷つくことを恐れずにハートを開き続けますか? 傷ついても傷ついてもハートを開き続けることこそ完全に「生ききる」ことなのではないでしょうか。