本帰国します!
バンコクに住んで12年。当初、駐妻として前夫について来たバンコク。肉体的にも精神的にも辛かった仕事をこれで辞められる、という下心も無くはありませんでしたが、世界中を飛び回る華やかなキャリア(当時、世界最大の美術品オークションハウス、サザビーズに勤務)を捨て、帯同した事に対して心残りがありました。
その後、娘を出産してからは家事と子育てに追われ、「なんでタイにいるんだろう、自分の存在価値ってなんだろう」と虚しく思う日々が過ぎました。ここ数年、ヨガと瞑想という生きがいを感じる仕事を持つことができ、生徒さん達との幸せな毎日を過ごしてきましたが、干支がひとまわりしたこの夏、日本語より英語が得意な小学生の娘、そしてアメリカ人のパートナーと3人で日本に拠点を移すことになりました。
「タイ生活はもう嫌だ」と思うことは度々ありましたが、タイだからこそ出会えた人、できたこと、学べたこと、が数えきれないほどあります。シングルマザーでありながら、自分の好きなことを追求してこれたのもタイならではだと実感しています。日本での暮らしは想像しただけで不安がいっぱいですが、今後も定期的にバンコクでヨガクラスを持ち、ティーチャートレーニングも続ける予定です。ヨガ、瞑想、女性の健康と幸せ、に関するクラスや講座を日本とタイで開催していくので、末永く見守って頂ければ幸いです。WOM9月号からは、縁あって始まった風変りな3人家族の日本暮らしと、CHIHARU流“女性の生き方”指南をお届けします。乞うご期待!