立春を過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日本。でもちょっとした日差しの温もりの中に、春の始まりを肌で感じます。この時期、まだ目にははっきりとは見えないけれど、密かに春の「陽」のエネルギーが立ち上り始めるのです。爽やかな陽の気が流れる春は、新しいことを始めるのに最適な時期です。私も、真冬には寒くて外に出る機会が少なくなっていましたが、立春の頃から外に出たくてウズウズしています。
ここ最近心に決めているのが、「怖いと思ったことはやる」「お話をいただいたら(ほぼ)なんでもYESという」。本来の私はもっと受け身で、「自分に準備ができたらチャンスは自然に向こうからやってくるはず」と信じていますが、春を感じる今、どんどん新しい場所、新しいことにチャレンジしていきたいのです。忙しい日々、気がつくとルーティンを繰り返す毎日になり、新しいことにチャレンジするのが億劫になることがありますね。でも最初の一歩を自分で踏み出すと、わくわくが連鎖して人生がさらに豊かになっていきます。今までと同じことだけを続けていたら、一年後の自分、5年後の自分も今と同じ。怖いなあ、今の自分にできるかな、とちょっと不安に思うくらいのことにチャレンジすることが、新しい自分に出会うためには必要なのだと思います。
タイのように四季がない国では、自然の気の変化を肌で感じる機会が少なく、心が滞ってしまい、自分のパターンから抜け出すことが難しかったのですが、「秋から冬にかけてはエネルギーを蓄えて受け身で自分を養生し、春から夏は爽やかに外にでて積極的に新しいことを楽しむ」そんな自然界の気の流れを、久しぶりに日本で冬を越した今、実感しています。