コラム お金の知識を高めるコラム Vol.22 海外のユニバーサルライフ保険について

お金の知識を高めるコラム

Vol.22 海外のユニバーサルライフ保険について

  保険の中でも、コツコツと時間を味方にして運用して積み上げていく「年金保険」ですが、「万が一の場合に保証を…」という方には、やや物足りないのは事実です。そんな時、被保険者が死亡した場合の保障を手厚くした「死亡保険」を思い浮かべるのではないでしょうか。

 

 ただ、「死亡保障」は被保険者の年齢が高くなるにつれ、保険料が段階的に上がります。そこで、生命保険の中でも死亡保障が一生涯続き、しかも支払った保険料が蓄えられて、解約時には、解約返戻金として戻ってくる「終身保険」が両方のメリットがある金融商品として紹介され、加入されている方も多いと思います。

 

 しかし、日本の終身保険の活用法は変わってしまいました。なぜなら、マイナス金利で運用利率が低下してしまい、貯蓄目的で加入するメリットがなくなってしまったからです。そうなると終身保険とは謳っていても、年齢が高くなるにつれ保険料は上がるし、運用成果が上がらないため資産は増えず、運用成果が上がらないため、解約返戻金額が増えず、保険料の増加に追い付かなくなります。○○歳になると死亡保障の金額が下がる、支払う保険料が何倍にもなるように設計されている、といった終身保険もあるので注意が必要です。加入している終身保険があるなら再度確認してみてください。

 

 例えば香港には「死亡保障」と「貯蓄」に注目し、両方のメリットを享受できるハイブリッド型の終身保険があります。「ユニバーサルライフ保険」と呼ばれるものです。この保険は、支払った保険料の中から一定額の「死亡保障」を購入しますが、残った保険料はすべて運用に回していきます。「死亡保障」部分は、途中で自分で解約しない限り、保険が成立した直後から満100歳まで、死亡時の保障として保険金を受け取れることになります。「貯蓄」部分としては「年金保険」のように保険料を全額運用するわけではないので解約返戻金の増加幅は年々地味に見えますが、長い年月をかけて積みあがります。途中で解約しても加入年数に応じた「解約返戻金」を受け取ることができるのです。死亡保障を分厚くし過ぎず、着実に運用成果が分配される利回りがあれば、年月をかけると解約返戻金は、やがて死亡保障金額を上回るほど大きくなります。

 

 加入する保険にも、運用の巧拙は影響しますので、読者の皆さんも、自分で加入されている保険会社の運用成績には時々注目して、加入した保険の現状を確認してみてください。

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    長谷川 建一

    国際投資ストラテジスト

    シティバンクグループ日本及びニューヨーク本店にて資金証券部門の要職を歴任後、シティバンク日本のリテール部門やプライベートバンク部門で活躍。 2004 年末に、東京三菱銀行(現三菱UFJ 銀行)に移籍し、リテール部門でマーケティング責任者、2009 年からは国際部門に移りアジアでのウエルスマネージメント事業戦略を率い2010 年には香港で同事業を立ち上げた。その後、2015 年香港でNippon Wealth Limited, a Restricted Licence Bank を創業。2020 年には、Wells Japan Holdingsに参画し、新たな金融サービスの開発に取り組んでいる。世界の投資商品や投資戦略、アジア事情に精通。わかりやすい解説には定評がある。香港をはじめ、日本やアジア各地での講演も多数。京都大学法学部卒・神戸大学経営学修士(MBA)

    著書
    ブログ: HASEKEN
    寄稿中

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