青森の地名は津軽藩が寛永年間に藩港を築いたころに、漁師が目印とした緑の森の丘からきています。南には八甲田の山なみが望まれ、主峰大岳の向こうに有名な湯治場、酸ヶ湯温泉があります。国民休暇村指定1号地、毎冬の豪雪中継でもお馴染みの場所です。神無月半ば、山々は極彩色の錦繍に彩られ、ヒバ千人風呂のトロリとした湯に身体を預ければ、浮世の煩悩を忘れてただ呆然と時を過ごす快楽に浸りました。四季の美しさに温泉の愉楽、これに山海の珍味ときては日本人に生まれて良かったと思うは当然です。
私ばかりが喜んでいてはいけませんね。今回は第29回Vトレーニングに続いて、タブレットを使ったバスタイム“おうちSPA”をご紹介したいと思います。近ごろ都で流行るモノ、業界通の友人からの情報では「無香料で重炭酸の薬用ホットタブ」がいいらしい。このタブは通販でも取り扱っていますので、凝り性の貴方にオススメです。もちろん私は愛用しています。
タイマーを15~20分にセットし、タブレット3つ準備してバスタブにポーン、あとはゆっくり浸かるだけ。湯温はMAX41°C、40°C以下が理想です。常夏のタイでしたら38°Cでもイケますね。
R45定番のお悩み―倦怠感・手のこわばり・関節痛・冷え性・眼眩み・不眠症など体の不調の多くは血行不良あたりが主な原因。これらは長湯に浸かるだけで改善しちゃう可能性が大です。リラックス効果で副交感神経が活発となり、炭酸の刺激で血管内に一酸化窒素(NO)が放出されて血管拡張、体の隅々まで血流が行き渡ります。朝風呂もまた善し。朝夜2回、1回15~20分間。お風呂の後は体がポカポカし、サウナのように汗がタラタラ。夜は1時間以内にベッドインしたら、体温が急速に下がって理想的な深い眠りが得られます。お肌も艶やか、健康美人の出来上がり♪
こうなったら、久しぶりに夫や彼氏と一緒におうち混浴SPA。「お背中流しましょうか」ごっこして戯れても可。ふれあいの相乗効果もあるかもですね!
(※)先制美容: Preemptive Beauty Therapy