前回はワキ毛と手足のムダ毛処理について述べました。習慣的に自己処理されていらっしゃるのだったら̶人生の時間を無駄にしないためにも早く医療脱毛をされたほうがいいに決まっています、と。
今回はデリケートゾーンの処理です。業界ではそれを「VIO脱毛」と呼びます。30年ほど前の私が学生だったころ、そこを美容や医療で処置する人はほとんどいませんでした。夏の恋を期待していた並のワンレンボディコンだった私は、水着の季節が接近するとボーダー2㎝ラインを秘めやかにジョリジョリと、あられもないポーズで処置していたものです。
その後フランスに渡り20年。それこそ異論なことを知りました。彼女たちはデファクトスタンダードで〈年中整えている〉〈本数やボリュームをかなり小さくしている〉、かつ確率論的に〈全然無い(=ハイジニーナ)が多数派である〉ことが判明しました。女性だけではありません、男性も! 伝聞推定ではありません、サウナやスパのNakedZoneやNudistParadiseなどで実地検証も行っています。
「IやOの脱毛は衛生面でもいいのよ。汚物や生理の経血が絡みつくことによるムレや感染、臭いとかの心配も毛と一緒になくなってしまうから」とは婦人科ドクターのおススメの弁。「一番のメリットはセックスに自信がつくことね!」ですって。
直情径行の私は無毛なる快適生活(性活か?)を求めて即実行し、すっかり処置してしまいました。いろんな意味で“キレ"がいい。サラリと脱いだ際の気分がスッキリします。たしかに何かしら自信が湧いてきますね。どの方法をとるかですが、オススメはやはり効果瞭然、リスク万全対応の医療脱毛でしょうね。
日本では介護脱毛という観点からも注目されています。五十前後で始められる方が多いようですが、レーザーの反応が若干悪くなる白毛問題もありますから、こちらも早きに越したことないようです。老婆心で言えば、Vのデザインはパートナーさんの嗜好もよくご斟酌されてくださいね。
最後に、この手の脱毛については「不易流行」でいえば後者、いわゆるファッション(流行)にあたるので、時代の趨勢(すうせい)とは違うところにあります。そのあたりも踏まえた上で、楽しめそうな方にのみオススメです。