コラム 海外暮らしのキャリアデザイン 第14回 どうせ、うまくいくのだから

海外暮らしのキャリアデザイン

第14回 どうせ、うまくいくのだから

私ごとですが、2月には40歳の誕生日を迎えます。今回のコラムでは、40代を迎えるにあたって感じることを綴ってみようと思います。

孔子の言葉に“四十にして惑わず"とありますが、正直なところ、私はまだまだ戸惑ってばかりです。住む場所や肩書きに縛られずに生きるということは、自分そのままで生きるということ。そのプロセスの中で、自分の中にある無駄なプライドや、弱さを隠すためにまとった鎧にこれでもかと気づいて、揺らぎながら進んできたなぁと思います。まだまだ戸惑うことも多いけど、心の声にまっすぐ向き合い、揺らいできたからこそ、しなやかにたくましくなってきたと感じています。

また今回、節目を迎えて驚いたのは、年齢を重ねることへの不安感がなくなっていること。実は30歳になった時、正直なりたくないなぁとネガティブに思っていました。おそらく旬な時期が終わってしまう感覚があったからだと思います。それは当時“自由に生きられるのは若いうちだけ"という思い込みを持っていたからでしょう。

でも、今は違います。「いつからでも、何にだってなれる」そういう世界線で生きていると、年齢は全く怖いものでなくなると気づきました。いくつになっても「きっとうまくいく」前提で、夢を叶えている仲間が周りに多くいることも要因の一つだと思います。改めて、誰といるかは自分自身の価値観に大きく影響するので、本当に重要なことです。

世の中には年齢を重ねることを悲観する情報も多いですが、年齢を言い訳に、何かを諦めたり妥協したりする必要はありません。むしろ、年齢を重ねたことで経験や人との繋がりが豊かになり、そこに自分を信じる力があれば、もっと自由に生きられるのです。

ということで、40代こそますます、新しい挑戦を楽しむ日々を過ごしていきます。

これを手に取ってくれたあなたも「どうせうまくいく」のだから、素敵な勘違いをしながら、一緒に楽しんで歳を重ねていきましょうね!

by A i

2019 年~2022 年までバンコク在住。現在はマレーシア(クアラルンプール)で夫と小学生の娘と3 人暮らし。海外生活がスタートした時、新卒から 10 年以上働いていた会社を辞めたことでアイデンティティ・クライシスへ。肩書きなどに依存することなく自分を生きたいとコーチング、キャリアコンサルタントの学びを深め、現在は世界15カ国75名が参加する女性コミュニティを運営している

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