コラム 海外暮らしのキャリアデザイン 第3回 味わいたい感情から未来を描こう

海外暮らしのキャリアデザイン

第3回 味わいたい感情から未来を描こう

早いもので3月、そろそろ長い春休みが始まる頃ですね。

特にお子さんのいるご家庭では、早起き・お弁当から解放される~と思う反面、ちょっぴり憂鬱に思っている方もいるかも!? もちろん子供は大好きで愛おしい! でも、長いおやすみ毎日どんな風に過ごそうか… と頭を悩ませる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな時、私は「どんな感情を感じたいか」を自分に問うようにしています。

そうすることで、その感情にアクセスするような「こんな体験をしてみたい」とワクワクする目標が自然と生まれてくるんですよね。そして、逆にその感情につながらないこと、つまり手放したいことも見えてきたりします。

ここのポイントは「何をするか」を先に決めるのではなく、その先に感じる「感情」にスポットを当てているところです。私たちは、つい何をするかに囚われがちですが、本来はその体験を通じて感じたい「感情」にアクセスしたいんですよね。

それに「何をするか」にスポットを当てると、つい現実的にできる/できないを思考が判断してしまい、大切にしたい心の声に蓋をしがち。でも「感情」であれば、そこにアクセスする方法はいくらでもあるので、心の声を聞きやすいかなと思います。

これはキャリアでも同じ事が言えるなと思います。

キャリアとは、ラテン語で轍(わだち:車輪の通った跡)。つまりキャリアとは、あなたの歩く軌跡であり「人生そのもの」。

この不確実性の高い時代、「何をしたら幸せか」という画一的な答えはありません。それよりもあなたが「どんな風に生きたいか」「どんな人でありたいか」なのです。

少し大きな話になりましたが、難しく考える必要はありません! まずは春休みを機に、どんな感情を味わいたいか、どんな自分でありたいか、一度考えてみませんか? そんな小さな気づきの積み重ねが、本質的な変化につながっていきますよ♡

by A i

2019 年~2022 年までバンコク在住。現在はマレーシア(クアラルンプール)で夫と小学生の娘と3 人暮らし。海外生活がスタートした時、新卒から 10 年以上働いていた会社を辞めたことでアイデンティティ・クライシスへ。肩書きなどに依存することなく自分を生きたいとコーチング、キャリアコンサルタントの学びを深め、現在は世界15カ国75名が参加する女性コミュニティを運営している

ais0_bkk.kl

関連記事...

バックナンバー情報..