コラム 海外暮らしのキャリアデザイン [新連載]どこにいても、しなやかに生きる

海外暮らしのキャリアデザイン

[新連載]どこにいても、しなやかに生きる

はじめまして! 今月号からコラムを書かせていただきます礒田あいです。
私は、海外暮らし後のキャリアが描けず試行錯誤した経験から、今は世界15カ国の女性が集まるキャリアコミュニティを運営したり、講演活動を行っています。その中で、自分のキャリアを嘆いていた方々が、好きなことを軸にいきいきと生きるように変化していく姿を何度も目にしてきました。そんな経験から、このコラムではキャリアを前向きに考えるきっかけとなる、読むとちょっと元気になれる、そんな発信をしていきたいと思っております。

突然ですが、いま皆さんは、5 年後の自分を想像できるでしょうか?

私はちょうど5 年前の 2019 年 1 月にタイ生活がスタートしました。唯一の肩書きだった会社名すら失い、なにもない自分に価値を見出せず、アイデンティティが大きく揺らぎました。夫や娘は新しい環境で頑張っているのに、自分だけ家にいる生活に嫌気がさし、自分のキャリアに明るい未来なんて 1ミリも見えない時期が長くありました。そんなどん底だった私が、あの在タイ中にお世話になったWOMでコラムを書く日がくるとは! あの頃の私が知ったらひっくり返って驚くでしょう

だから、いまこの瞬間、自分の未来に希望が持てなくても大丈夫。過去を変えることはできないけど、未来は自分でいかようにも創ることができるのです!

まず、海外でこうして生活できている、それってすごいことじゃないですか!
20 歳過ぎまでパスポートすら持っていなかった私は、ほんの数年前まで海外に住むなんて想像したこともありませんでした。それができている皆さん、なん
て素晴らしいんでしょう!!

明るい未来を描くためには、「できていることに目を向ける」が欠かせません。
いつも自分の足りないところに目がいって、つい自己否定していませんか?

このコラムを読んでくださったのも何かのご縁です。今日はたっぷり自分のできていることを見つけて労ってくださいね。理想のキャリアデザインは自分を満たすところからスタートです!

by A i

2019 年~2022 年までバンコク在住。現在はマレーシア(クアラルンプール)で夫と小学生の娘と3 人暮らし。海外生活がスタートした時、新卒から 10 年以上働いていた会社を辞めたことでアイデンティティ・クライシスへ。肩書きなどに依存することなく自分を生きたいとコーチング、キャリアコンサルタントの学びを深め、現在は世界15カ国75名が参加する女性コミュニティを運営している

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