「本帰国して就職しました」「起業して目標達成しました」「希望の会社に転職しました」と、ここ最近嬉しい報告が続いています。彼女たちは、年齢も職種もブランク年月もバラバラ。彼女たちを見ていると、35歳限界説やブランクがあると就職できないという世間の一般論が非常に懐疑的に思えてきます。
そんな彼女たちに共通するものが、一つあります。それは「出来ない理由を探すのではなく、出来るようにやる」というマインドセットです。
マインドセットとは、“前提"みたいなもの。人間の脳というのは、五感から入ってきた情報をそのまま受け止めるのではなく、自分の見たいように受け取っています。つまり「どういう“前提"で世の中を見ているか」によって、同じ事実も受け取り方が異なり、それはその人の行動を大きく左右します。
キャリアの話をする時、経歴や資格などの外側に注目されがちですが、私がこれまで350名以上の女性サポートをして来て思うのは、それ以上に自分の内側にあるマインドセットが鍵となると感じています。経歴的には申し分なくても「私は◯歳だから難しい」という前提でいれば、脳的にはせっかくのチャンスも「見えていません」。無意識的に制限をかけて、できない理由ばかりを集めているからです。
しかし一方で、一般的には難しいと言われている目標も「達成するためにどうすれば良いか」という前提でいれば、チャンスも捉えられるし、そこでエネルギー高く行動できるのです。
昨今リスキリングの必要性にスポットが当たっていますが、そもそもそのスキルを生かすための土台となるマインドセットを疎かにしていませんか。しなやかに前向きに生きる女性たちに共通するのは「自分の生き方を正解にする」という決意です。
世間一般の不安を煽る材料に目を向けるのか、はたまた理想的なキャリアをリスタートした彼女たちを自分ごととして取り入れるのか。さぁ、あなたはどちらを選びますか?