コラム アライナ? 人生は自分で 切り拓く! 第4回 子どもは「甘え」させることで心が安定する

アライナ? 人生は自分で 切り拓く!

第4回 子どもは「甘え」させることで心が安定する

子どもの甘えにどこまで応えてあげれば良いのだろう、と迷うことはありませんか? たくさん甘えさせてしまったら、わがままになってしまうのではないか、自立ができなくなってしまうのではないか、など甘えに関しては色々と心配がよぎりますよね。でも実は、子どもには甘えさせた方がいいんです! なぜなら、甘えさせてあげることで「自分は愛されている」という自信が付き、安心して自立していくことができるから。ですから子どもの甘えにはたくさん応えてあげてください。でも一つ、気をつけておかないといけないことがあります。それは「甘え」と「甘やかし」は違うということ。

「甘え」と言うのは、スキンシップを求めてきたり、「ねぇ聞いて」「見て見て」などの気持ち面の欲求に応えてあげることです。一方「甘やかし」と言うのは、親の都合で何かを促したり、親が先回りして何でもやってしまうことです。物理的、金銭的欲求を満たす過保護や過干渉もこれに当たります。甘やかし過ぎてしまうと、子どもが我慢すべきところで我慢できなくなったり、自立の機会を奪ってしまうことにも繋がります。子どもに自立を期待するなら、厳しさだけでなく、たっぷり甘えさせてあげることがポイントになります。


でも「甘え」と「甘やかし」の境界線ってなかなか分かりづらいんですよね。人によって境界線も違うと思います。判断基準としてあるといいのが「それをすることで子どもの心が本当に満たされるかどうか」です。例えば、本来なら一人でできることでも「ママやって」と言われた場合、ただ面倒くさくてやりたくないのか、それともママの愛情を感じたくて言っているのか、で対応が変わってきます。愛情を感じたがって甘えていると感じたら、その甘えにはどんどん応えてあげてくださいね。

羽深 美妃(はぶか・みき)

非認知能力育児コーチとして活動中。「こうあるべき」に縛られることが多く、産後うつも経験。息子のために変わりたい、という思いからライフコーチのボーク重子氏に師事、非認知能力を育む子育てコーチングのコーチ資格を取得。これまで 200 名を超えるママと向き合い、「自分らしい子育てと生き方」に密に寄り添い伴走中

@passion.rocket_coaching
※ご興味ある方は DM からお問合わせください

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