特集記事 ようこそシックスセンシズへ – 後編

Six Senses Krabey Island

ようこそシックスセンシズへ – 後編

前回に引き続き、シックスセンシズをご紹介します。今回は、カンボジア・シアヌークビルに開業しばかりの「シックスセンシズ・クラベイ」。カンボジア唯一のビーチリゾート、シアヌークビルは手つかずの自然が残る秘境。シックスセンシズは離島にあり、1島1リゾートの楽園となっています。スノーケリングに最適な美しい海、広々としたプールヴィラ、バンコク在住中に行くべき、新たなディスティネーションの登場です。

シックスセンシズ・クラベイアイランドへようこそ!

2019年3月1日、カンボジア・シアヌークビルに、アジアでは珍しい “一島一リゾート" のシックスセンシズ・クラベイアイランドが開業しました。島ひとつまるごとシックスセンシズという贅沢で特別なディスティネーションです。島は徒歩で一周できる12エーカーほどの広さ。客室は40棟あり、全室プールヴィラとなっています。島を覆う原始林からは野鳥のさえずりが一日中聞こえ、美しい海には珊瑚や熱帯魚の姿が。他に類を見ない格別な癒しに包まれ、瞑想にも最適です。まさに究極のリゾート体験ができる、シックスセンシズ・クラベイアイランドです。

リゾートのサスティナビリティマネージャーが樹木を選別し、保護しているそう。この大きな木は中でも代表的な特徴ある形

1. 海岸線に沿って散歩ができるよう、岩場に桟橋が架けられています。SeaBreezeWalkと名付けられたこの散歩道は400mほどの距離があります

2. 遠くにシアヌークビル市街のビル群が見えます。カジノリゾートとして知られるシアヌークビルのベイエリアには数多くのホテルが建ち並んでいます

3. レセプションから海を一望することが出来ます

4. パブリックエリアはクメールハウスと呼ばれ、プールもあります。島の名前クラベイはクメール語で水牛の意味、所々にモチーフとなって登場します

空港からシックスセンシズまでは、車とボートで30分!

シアヌークビル国際空港からリゾート専用船着き場(ジェッティー)までは車で約10分。舗装が完全でない砂利道を野生の水牛が歩く姿を眺めながらの移動もまた楽しい。クメールダンスを踊りながら海に入るクメール人の像とフレッシュな青年たちに見送られながら出発。

乗船から約15分。リゾートに着くと、担当のGEM(Guest Experience Makerの略。シックスセンシズではバトラーをこう呼びます)が迎えてくれます。また、子供がいる場合はキッズクラブのスタッフも待機し、アクティビティの案内をしてくれます

息をのむサンセットを望む「Sun Set Bar」で地球の丸さを感じよう

水平線がまっすぐでなく、弧を描いているのが感じられ、地球が丸いことを実感します。沈む太陽を眺めながら、カクテルやモクテル(アルコールなしカクテル)を楽しんで。こちらのバーを始め、レストランではステンレスストローを導入しています。

環境とサステイナビリティへの取り組みについて

シックスセンシズには、責任を持って地域社会に貢献し、環境に配慮しながら事業を持続させるというフィロソフィーがあります

●太陽光発電にてリゾート全体の電気の使用量の10%を供給
●汚水を浄化し植物の水やりに再利用
●飲料水は全てリゾート内で作り、ボトリング
●ごみの分別、リサイクル、アップサイクル、そして生ごみを肥料にし、リゾートの運営する農園で利用
●ハチミツ、ココナッツオイル、野菜、キノコの生産、養鶏(予定)
●魚介類の多くは、オーガニック飼料のみを使うローカルの養殖所から仕入れ、鮮度の良さを保つと共に環境にも配慮
●サンゴの保護と育成
●収益の一部をシアヌークビルの慈善団体に寄付
●リゾート島内の原始林と野鳥の保護プログラムの実施

まるで森の中の一軒家。森林浴と野鳥探しに夢中

ゲストルームはプールのサイズや立地が異なるとはいえ、どの部屋も素晴らしいデザインとファシリティを備えています。照明やブラインドの上げ下げ、室温などがiPadでコントロールできるシステムを導入。ウォッシュレットトイレや、ナチュラルオーガニックマットレスを使用したベットも完備。

地域の特産品、チェックのスカーフ(クロマー)は、お土産として持ち帰ることが出来ます

ルームサービスを頼むと、三段の籠で運んでくれます。食材が新鮮でどれも美味しい!

自家製ハーブティー

基本の間取りは寝室、浴室、リビング、プールとなっており、広さは77㎡から120㎡(ワンベッド)。浴室のソープ類、ボディクリームはロンドンの薬剤師が開発したオーガニックファーマシーを使用しています

聖なる川からインスパイアされた「Six Senses Spa」

島に住む生き物たちの命とも言える聖なる川「Kbal Spean」からインスパイアされたというスパのデザイン。天井は水紋をイメージした木彫りになっています。施設はトリートメントルーム、サウナ、ジャグジーバス、ネイルコーナー、ヨガパビリオン、瞑想室、診察室、アクティビティルーム(Alchemy Bar)などから成っており、ウェルネスに関するあらゆるサービスを提供しています。

1. ウェルネススクリーニング(細胞の酸素濃度や生体電気などから健康状態が分かる医療機器)の様子。ここで針治療を受ける事も出来ます

2. Alchemy(錬金術)バーと名付けられた部屋で、オーガニックのスクラブやマッサージオイルを作るアクティビティを実施しています

3. Alchemy(錬金術)バーと名付けられた実験室のような部屋

4. ここだけで実施しているトリートメントとして、クメールマッサージなどがあります。最後に手作りブレスレットを手に巻いてくれました

5. ハンモックを使ったフライングヨガ(有料)はここでも人気

6. 週4日、朝8時から無料のヨガクラスもあります

ビーチでマリンアクティビティを楽しもう!

リゾートからスピードボートで5分、「Koh Ta Kiev」には綺麗な砂浜が続くロングビーチがあり、そこでパドルボートやカヤックなどマリンスポーツを楽しむことが出来ます。熱帯魚や珊瑚、イソギンチャクなど様々な海洋生物を観察できるスノーケリングは、小学生のお子さんにもお勧め。小さなお子さんはビーチで砂遊びが楽しめます。また、キッズクラブ「The Nest」が近日中にオープンする予定です。

スノーケリング3点セットやカヌー、パドルボートの貸し出しは無料!

感性の高い「食」を提供 
Eat with Six Senses

「食」に対する考え方は、シックスセンシズが提案する大事な理念の一つ。オーガニックかつ生命力が感じられる食材を自家栽培またはローカルの農園から選び、食べる事の楽しさに加え健康への配慮もされています。

「Tree Restaurant」

島に生える木をデザインテーマにした内装のツリーレストランでは、モダンクメール料理をサーブしています。クメール料理は野菜やハーブを多用したものが多く、香辛料も良く使いますが、タイ料理ともベトナム料理とも似て非なる味なのが面白い。オーストラリア人シェフのモダンキュイジーヌを楽しんで。

1. 旬のグリーンサラダ

2. オーガニックの鶏ひき肉とポメロのサラダ

3. レッドスナッパーのカレー風

「AHA Restaurant」

朝食からディナーまで営業しているリゾートのメインレストラン。レセプションのすぐ下にあり、カンボジアの漁師の家にインスパイアされたインテリアデザインになっています。

4. ビーフチークのミナンスタイル

5. ハーブたっぷりのカンボジア風パンケーキ

6. リングイネと海老のトマトソース

7. お勧めの玄米お粥(朝食)

8. ロウグリーンボール(アボカド、豆類、ブロッコリー、きのこなどのサラダ)その他、マッドクラブ入りのスクランブルエッグなどが人気

Six Senses Krabey Island

Six Senses Krabey Island

Koh Krabey Island, Ream Commune, Preah Sihanouk Province, 18000
P.O. Box 9553⦆Cambodia
TEL: +855 69 944 888

記載の情報は、WOM本誌発行当時のものであり、現在までに変更となっている場合があります。ご了承ください。

by WOM 編集部

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