コラム バンコクとあやさんと私 第87回 タイ人家庭と日本人家庭

バンコクとあやさんと私

第87回 タイ人家庭と日本人家庭

 今年も1年が終わろうとしています。本当に毎日があっという間に過ぎてしまいますね。私のあやさんは、国王様も変わり、様々なことが変わっていくタイに不安を抱いているみたいです。さて、今回は日本人家庭で勤めるあやさんとタイ人家庭で勤めるあやさんの違いについてお伝えしたいと思います。日本人とタイ人では、基本的に雇用の仕方が全く違う家庭が多いです(ただ、最近は賃金の高騰やタイ人のあやさんが少なくなってきていることからタイ人家庭では、ミャンマーの人を雇っている人も多いので、最近は私たちの雇用の仕方と同じになりつつあるみたいですが)。

 

 昔のタイ人富裕層家庭では、あやさんは家族同然。ですから生活全般をバックアップしていました(今も一部ではこうです)。あやさんが病気をすれば医療費を出し、お金に困ればあやさんの実家や自宅の家の修繕費を出し、子どもの教育費まで出す。食事も基本的には家にあるものは許可なく食べても指摘されません。あやさん側も、オーバータイム(残業)代をいちいち細かく請求しなかったり、何でも雇用者に尽くす傾向があります。あやさんは学校に行けなかった人が殆どなので、就職するのが困難です。でもあやという仕事を見つけ、雇用者に尽くせば生活が成り立つ、というのが昔からのタイスタイルです。

 

 いまどき、こんなあやさんが日本人家庭で働くことは希だと思いますが、そんな環境の違いから、日本人とあやさん間でトラブルが発生する場合もありますね。日本人家庭で雇用された場合、勤務時間や出勤時間にうるさいし、何事も細かい。言葉が通じないストレス、お金のバックアップもない、というパターンが多いです。でも、することをちゃんとしておけば、定時に帰れるし仕事の要求も少ないから、考え方によれば気が楽というあやさんも増えました。日本人の殆どの方がメイドを使い慣れていないため、仕事を頼むのを遠慮する傾向があり、「日本人は謙虚だ」と好感を持つあやさんも多いそうです。

 

 最後に、皆さまこの1年間も「バンコクとあやさんと私」をご愛読くださり有難うございました。来年も宜しくお願い致します。

チンチョ・プロフィール

在タイ10年以上の主婦。ひょんなことからあやさんと日本人奥様の仲介をすることに。バンコク滞在経験を生かして双方の相談に乗ったり、多くのトラブルに対応。そしてまさかの高齢出産。あやさんに助けられながら家事に育児にボランティアに奮闘中。

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