第22回 社長さんの納豆
◎案内人: 大久保剛志(おおくぼごうし)
WOMの読者は女性が多いけれど、毎月のアンケートに答えてくれる男性も多いんです! 最近は単身赴任やシングルの若い男性も増えているバンコク駐在員事情。今どきのお洒落な日本人男性に、おすすめ情報をお届けします。
海外でも美味しい納豆が安く食べられる!!
フジスーパーやマックスバリュに並んでいる「社長さんの納豆」は、電子部品商社の社長さんが副業で始めたビジネス。冷凍していない出来立ての納豆をリーズナブルな価格で提供すべく尽力した商品です。YUKIフットボールアカデミーのスポンサーでもある「社長さんの納豆」、大久保選手が工場を直撃しました。
Goshi「いつもお世話になってます!」
小松社長(以下小松)「Goshi君、こんにちは」
Goshi「小松社長にはアカデミーのスポンサーとしてだけでなく、ビジネスの師匠として長年お世話になっていますが、今日は納豆についてより深くお話を聞かせていただければと思います。そもそもどうして納豆の生産を始めたんですか?」
小松「私は電子部品商社をアジア8ヵ国で展開していて、そちらが本業ではあるんだけど、サラリーマン時代の同僚たちが早期退職して農業を始めたりしているのを見て、自分もセカンドライフに何かしたいと思っていたのと、家の近所にあったスーパーがなくなって、納豆が買えなくなってしまったのがきっかけかな。とはいえ、畑違いの仕事がそう簡単に上手くいくわけもなく、構想から実売に至るまで2年ぐらいかかったよ。本業もやりつつだったのでね。そこで活躍してくれたのが僕の奥さん。彼女は中華系のタイ人なんだけど、仕事が好きで、率先して動くし、交渉も上手。『社長さんの納豆』の陰の社長みたいなものだね(笑)」
Goshi「納豆のこだわりはどんな点ですか?」
小松「一つは納豆菌だね。うま味があって、しっかり糸を引いてくれる。醤油だけでも美味しいので、タレはあえて付けていないんだ。あと、納豆パックによく入っている薄いビニールはタレを置くためにあるので、それも排除しました」
Goshi「レスプラスティックかつコストカットに繋がりますね。3パックで45バーツは嬉しい価格です」
小松「二つ目はたまたま出会ったチェンマイ産の中粒大豆。小粒だと糸引きが良いけれど味が淡泊で旨味が足りないので、タレが必要になっちゃうんだ」
Goshi「美味しい理由は色々あるんですね。因みにタイ人は納豆が苦手だと思うんですが、どうですか?」
小松「おっしゃるとおり、匂いや食感がダメっていうタイ人が多いよね。ところが昨年、タイの有名な医師が『納豆に血栓を防ぐ効果がある』と発表したことで、新型コロナワクチンの副作用を心配するタイ人が納豆を爆買いして、その時は生産も追いつかないぐらい忙しかったです」
Goshi「世界的に健康ブームですし、納豆ブームも来そうですね。工場をつくるにあたって、結構、初期投資がかかったんじゃないですか?」
小松「そこは工夫が必要だったね。まず、圧力釜の製作はタイの会社に依頼して経費削減したのと、温度管理室を自分で手作りしたんだよ(笑)」
Goshi「さすが、電子工学の知識が活躍してますね。そうえいば先日、工場見学と納豆作り体験をさせてもらった僕のアカデミーの子供たちも喜んでました」
小松「それは良かった。これを見ているWOMの読者さんも、工場見学に興味があれば気軽に問い合わせてください。あと、通販では黒豆納豆とドライ納豆も販売しているので、フェイスブックをチェックしてみてくださいね」
社長さんの納豆
フジスーパー、マックスバリュ、トップスマーケット他
※通販はフェイスブックからお問い合わせ下さい
FB: Komatsu Foods Products and Distributions Co.,Ltd
大久保剛志(おおくぼごうし)
宮城県出身。ベガルタ仙台、モンテディオ山形などを経て、バンコク・グラスFCへ。その後、PTTラヨーンFC、京都サンガFC、MOFカスタムユナイテッド、ネイビーFC、ラヨーンFCを経て、再びネイビーFCに所属。みやぎ観光PR大使。YUKI FOOTBALL ACADEMY主宰
IG: goshi40
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