紫外線(UV)を浴びる事により、体内でビタミンDの生成が行われますので、身体にとって有益です。ビタミンDは、血中のカルシウム代謝を正常化する作用や免疫作用を高め、病気の予防効果があります。ただし浴びすぎると肌への光老化、シワ、シミ、タルミ、皮膚ガン、白内障など、身体への害を及ぼします。地表に届くUVの95%はUV-Aで、雲やガラスも透過して、肌の土台の真皮層まで到達し、ハリや弾力を生むコラーゲンやエラスチンにダメージを与えシワやたるみの原因になります。日本国内での、UV-Aは冬場でも夏の半分程度の数値があります。5%のUV-Bは、主に肌の表皮に影響を与え、メラニンの生成を促し、シミやくすみの原因になります。UV-Bは冬場には夏の5分の1程度に減少します。雨期を含めて年間紫外線量の多いバンコクはもとより、日本へご帰国の際にも年間を通じたUVケアが必要です。ポイントは、
- 1. 年間を通じて日焼け止めを塗ることを習慣化する
- 2. 外に出るときはUV効果のある日傘、帽子、サングラス等の着用
- 3. 出来るだけ早い時期から日焼け止めを使用する(お子様にはノンケミカルと表示されている紫外線吸収材不使用のものをお薦めいたします)
皮脂の分泌が多い男性の方には、サッパリ系で伸びの良いものが好評です。2021年の1月1日よりハワイ州ではサンゴ礁への有毒性が指摘される物質を含んだ日焼け止めの販売や流通が禁止になりますのでご注意ください。今後この流れが世界中に広がる可能性があります。