お肌が持つ色味の特徴を大きく二つに分けますとイエローベース(以下イエベ)とブルーベース(以下ブルべ)に分かれます。なぜ他の色味ではなく、イエローベースとブルーベースに分かれるのかというと、色彩学では、イエローとブルーが真反対の一番遠い位置に存在しているからです。メイク映えを良くする肌色の分類は、肌の色がイエロー寄りのイエベとブルー寄りのブルべに分けます。それに加えて、瞳と髪の毛の色により、総合的な判断をして合計大きく4つのタイプ(春、夏、秋、冬)に分類されます。またさらに両方の特徴が混ざった肌色などに細分化されます。簡単なイエベとブルベの判断材料として、次のようなセルフチェックが利用できます。
手首の手のひら側に透けて見える血管の色味を確認して下さい。血管が緑っぽく見える方はイエベ、青っぽく見える方は、ブルべです。さらにイエベの方の特徴は、
1. アクセサリーのゴールド系が肌を美しく見せる
2. 髪の毛が茶色か赤みがかっている
3. 肌が黄色っぽい
4. 肌がくすみやすい
5. 手のひらが黄みを帯びている
6. 暖色系(ブラウンやオレンジ)が似合う
ブルべの方の特徴は、
1. アクセサリーのシルバー系が肌を美しく見せる
2. 髪の毛が黒または黒に近い茶色
3. 肌が青白い
4. 肌に血色感がなくなりやすい
5. 手のひらがピンクみを帯びている
6. 寒色系(ブルーやピンク)が似合う
以上の特徴の多いほうに分類されます。イエべの方は、動脈の色による影響が強く、メラニン色素の量も多く、日焼けをすると黒くなりやすい傾向があります。ブルべの方は、静脈の色による影響が強く、日焼けをすると赤くなりやすい傾向があります。パーソナルカラーの診断は、1980年代にアメリカから日本に導入されたもので、診断料は当時で20,000円以上でした。私の知る限り、日本導入時から資生堂、カネボウ、アルビオンなど化粧品メーカーの開発部門では、研究対象にしていました。パーソナルカラー診断を取り入れられますとメイクだけではなく、おしゃれ全体のランクアップにつながります。WOM誌に連載されている田岡先生のパーソナル診断は、内容がわかりやすく、リーズナブルでとてもおススメです。