美容研究家として、最も大切にしているのは、全てにおいての安全性です。バンコクはやはり日本とは大きく違い、身の回りの危険に対しては、常に注意が必要です。10年以上前からある日本人対象の詐欺事件が、いまだに健在です。私は昨年3回も遭遇しましたので、ご存知の方も多いと思いますが、改めて注意喚起を致します。手口は友好的? に(なれなれしく)英語もしくは片言の日本語を交えて、カップルや親子連れなどの複数人数で話しかけてきます。タイ人ではなく、ほとんど見た目は中東系、アフリカ系?の人々です。若いカップルや親子連れの場合は、「私たちは、来週から日本に行くから」、年配の方の場合は、「娘が日本に行くのだが、今まで日本円を見たことがないので見せて欲しい。」等と言い寄ってきます。自らお札(1ドル札?)がいっぱい詰まった財布を見せて、安心させてから、「あなたの財布の中の日本円も見せて欲しい。」と頼んできます。ここで財布を見せようものなら、周りに待機している他の仲間が瞬時に集まって来て、あっという間に現金をとられてしまいます。私が予防線を張って、財布を見せる前にあなた方カップルの写真を撮りたいと言うと、自分達はムスリム(イスラム教徒)だから女性の写真は撮れないと言って怒りながら逃げていきました。この時点で、あやしさ満開です。他の2件の場合は「日本円がみたければ両替所か銀行へ行けば良い。」と教えて難を逃れました。言葉がわからないふりをするのも効果的です。遭遇した場所はソイ24の路上、エンポリアムのエスカレーター付近、シーロム駅近くのセブンイレブンの店内です。エンポリアムにおいては、携帯で連絡を取り合うスリグループの被害に遭われた方もおられます。ついつい油断しがちですが、外出中は、あくまで外国であるということを常に意識して、注意を怠らず、事件に遭うリスクを避けて、ストレスを溜めないようにして下さい。