タイ国内には157ヶ所(2019年)の国立公園があります。全ての国立公園おいて、サンゴに有毒な日焼け止め剤の持ち込み及び使用を2021年8月3日より禁止にしています。一部の日焼け止め剤の成分が、ごく少量でもサンゴ礁の劣化やサンゴの生殖に悪影響を与え、白化現象などを引き起こすことが学術研究により報告されています。パラオやハワイでも類似の規制が制定されています。タイでは違反者に対して10万バーツ(約41万円)の罰金が科せられますのでご注意ください。下記の成分が含まれている日焼け止めは国立公園内への持ち込みと使用が禁止です。
1. オキシベンゾン(ベンゾフェノンー3、BP-3) / Oxybenzone(Benzophenone-3、BP-3)
2. オクチノキサ―ト(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル) / Oxtinoxate(Ethylhexymethoxlmethoxycinnamate)
3. 4-メチルベンジル / 4-methylbenzylidenecamphor(4MBC)
4. ブチルパラベン / Butylparaben
お買い求めの際には、ドラッグストアーの薬剤師の方や店舗スタッフの方に、この法律を確認してお求め頂くことが、日焼け止めを選ぶポイントになります。既にこの規制に対応している日焼け止めもあります。タイ国内の他の法律違反に比べ、罰金がかなり高額ですので、くれぐれもご注意して下さい。