コラム コスメパーラー Vol.136 日焼け止めを選ぶポイント

タイを拠点に活躍する美容研究家IKKYUUのビューティコラム Cosme parlor

Vol.136 日焼け止めを選ぶポイント

日焼け止め化粧品には、紫外線散乱剤と紫外線吸収剤が使用されています。紫外線散乱剤は皮膚表面で紫外線を反射および散乱させる成分で酸化チタン、黄酸化鉄、マイカ、超微粒子の酸化チタンなどが使用されています。紫外線吸収剤は、生活紫外線と言われるUVB(皮膚に炎症を起こさせる紫外線)と皮膚の深部まで影響を及ぼすUVA(シワやシミなど肌老化の原因を作る紫外線)に対して、400nm(ナノメーター)波長以下の紫外線を吸収して、他の熱エネルギーに変換して放出するものです。紫外線吸収剤として、オキシベンゾン-1(同3、4)、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、オクトクリレン、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル等が成分表示として化粧品に記載されています。紫外線吸収剤の多くはベンゼン環を持ち、熱エネルギーに変換する際にアレルギー性皮膚炎を起こす可能性があります。日焼け止めの使用により、肌が火照ったり、何らかのアレルギーを起こされる方は、この紫外線吸収剤が原因となっている場合が多いのでご注意ください。

紫外線吸収剤は、お子様にもアレルギー性皮膚炎の悪影響を及ぼす可能性がありますので、お子様や敏感肌の方には、紫外線散乱剤のみで作られた日焼け止めをおすすめします。紫外線散乱剤のみで作られた日焼け止めは一般的にノンケミカルと表示して販売されています。

by IKKYUU 「美容研究家」

ハリウッド映画、ミュージックビデオ、CM等のメイクを実施。故ダイアナ妃、IMAN等のヘアスタイリスト KEVIN MICHAELS 氏のショーメイクを担当。タイの好感度No.1スーパーモデル“ルックゲイ”、NYのトップ10モデル“フローレンス”など世界で活躍するモデル、女優に美肌ケアを指導。現在は「成功ロゴマーク」の鑑定や制作、「おもてなし道」の講師としても活躍中。

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