コラム コスメパーラー Vol.138 日焼け止め効果を表すPA表記のポイント

タイを拠点に活躍する美容研究家IKKYUUのビューティコラム Cosme parlor

Vol.138 日焼け止め効果を表すPA表記のポイント

今月は、日焼け止め指数のPAについてお話します。PAとは、Protection grade of UVAの略です。紫外線B波(UVB)に対する紫外線防止効果を表すSPF値に対して、紫外線A波(UVA)の防止効果を表す指標として、日本の化粧品工業会により定められた独自の表記方法です。以前は日本国内における表示でしたが、最近は外国のメーカーもこの表示方法を採用しつつあります。 UVAは波長が長く、真皮にまで影響をもたらし、シワ、タルミの原因になるだけでなく表皮において肌を黒くする作用(即時黒化)もあります。曇りの日では、晴れた日の40%~60%、雨の日でも20%ほどのUVAが地表に届いていており、ガラスも通り抜けますので、屋内でも油断はできません。

PA表示は、効果の度合いを「+」の数で表しています。PA+(UV防止効果がある)、PA++(UV防止効果がかなりある)、PA+++(UV防止効果が非常にある)、PA++++(UV防止効果が極めて高い)の4段階で表示されます。SPFのように数値の表示ではなく、+の数の増加に従い、防止効果を表現の違いで表しています。日常のお買い物などでは、PA+~PA++、屋外での軽く汗をかく程度の運動であれば、PA++~PA+++、屋外での水泳、ゴルフ、テニスなどのスポーツをされる場合は、PA+++~PA++++の表示を目安にお選びください。老化原因の81%以上は、UVAとUVBの影響だといわれています。上手な紫外線対策が、老化予防の大きなポイントになります。

by IKKYUU 「美容研究家」

ハリウッド映画、ミュージックビデオ、CM等のメイクを実施。故ダイアナ妃、IMAN等のヘアスタイリスト KEVIN MICHAELS 氏のショーメイクを担当。タイの好感度No.1スーパーモデル“ルックゲイ”、NYのトップ10モデル“フローレンス”など世界で活躍するモデル、女優に美肌ケアを指導。現在は「成功ロゴマーク」の鑑定や制作、「おもてなし道」の講師としても活躍中。

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