コラム コスメパーラー Vol.105 コロナ禍のマスク荒れを防ぐポイント(その1)

タイを拠点に活躍する美容研究家IKKYUUのビューティコラム Cosme parlor

Vol.105 コロナ禍のマスク荒れを防ぐポイント(その1)

コロナ禍の中、暑い時期のマスク荒れに悩まれている方が多くいらしゃいます。マスク荒れをおこすと、

1.マスクを外すとひりひり、ピリピリする
2.マスクを外すと乾燥を感じる
3.唇が乾燥する
4.顔にマスクのゴム跡がつく
5.ゴムのこすれる部分が敏感になる
6.ニキビ、吹き出物が出る
7.かゆい発疹がでる
8.マスクが皮膚に触れる部分が赤くなる
9.肌がざらつく
10.シミが目立つようになる
11.毛穴が詰まりやすくなる
12.鼻の周りが赤くなる
13.皮脂が多くなる

以上のような症状がおこります。

これらの原因は、マスク装着により皮膚温度が上がり、皮脂が普段より多くなり、脂漏性皮膚炎などの毛包脂腺系のトラブルが起こると同時に、呼気の影響により湿度が高くなり、角質水分量が増え皮膚のバリア機能が低下します。マスクなどの外的因子に刺激を感じやすくなり、皮膚トラブルを起こしやすくなります。気温が高い場合は、皮膚温が上昇して、皮脂の分泌が増えニキビを誘発する原因になります。

また過剰な汗によりかゆみが引き起こされます。マスクは肌当たりの良い素材を選んでください。顔の大きさ、形に合ったものを選び、肌を圧迫するような小さなマスクは避けて下さい。またマスク装着時は、肌への摩擦や圧迫を防ぐために、マスクの上から肌を押さえることは避けて下さい。マスク内の高い温度、湿度、分泌量の多い汗、皮脂の4重苦から、お肌を守るためのスキンケアは、低刺激性化粧品のスキンケアをおすすめします。暑い時期のマスクの着用により角質が弱っている状況に加え、マスクの脱着により、急激な温度、湿度の変化が肌表面で起こり、肌内部で酵素カスパーゼ14の働きが低下して、肌の保湿機能とバリア機能が低下するために、肌は普段よりもデリケートな状態になっています。

外出から帰られたら出来るだけ早く、肌に付着した汗、皮脂、ファンデーション等の汚れを落として、肌の負担を軽くして下さい。クレンジング料や洗顔料は、お肌への負担の少ない低刺激性や敏感肌用の化粧品がおすすめです。

by IKKYUU 「美容研究家」

ハリウッド映画、ミュージックビデオ、CM等のメイクを実施。故ダイアナ妃、IMAN等のヘアスタイリスト KEVIN MICHAELS 氏のショーメイクを担当。タイの好感度No.1スーパーモデル“ルックゲイ”、NYのトップ10モデル“フローレンス”など世界で活躍するモデル、女優に美肌ケアを指導。現在は「成功ロゴマーク」の鑑定や制作、「おもてなし道」の講師としても活躍中。

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