コラム 元BANGKOK駐妻通信 第4回 私らしく満喫した、アメージングTHAILAND

元BANGKOK駐妻通信

第4回 私らしく満喫した、アメージングTHAILAND

 2011年の洪水の後、バンコクに住み始め2017年まで住んでいました。当時、本当に雨が多く、朝と夕方のスコールは当たり前、道はしょっちゅう水没(ここ数年のスコールは大したことないと感じます)。停電も多かったです。携帯はガラケーで、LINEもなく、暇すぎて、屋台のおばちゃんに話しかけながらタイ語の復習をしていた日々。チャレンジャーだったなーと思うのは、タイ生活3ヶ月目、タイ語も話せないのに運転免許センターでタイの免許を取得したこと。日本の免許をタイの免許に書き換えるという手順でしたが、自分の試験の番になっても呼ばれていることが分からず、隣のタイ人に「呼ばれてるよ~」と教えてもらい…試験も全てジェスチャーで臨みました。タイの免許は持っていると何かと得になることもあり、取ってよかった、自分にあっぱれ、と思っています。

 

 2014年に長男を出産してからは、ベビーカーと子供を担いで、船、バス、電車、トゥクトゥク、シーロー、ソンテウなどを駆使して市場やスーパー、寺院、などを巡ったのが楽しい思い出。BTSの階段の上り下りは毎回筋トレのようでした! でも、とにかくタイの人が優しくて親切、おかげでうちの子は甘え上手になりました。6年もたてば、隣の県にバスで日帰りるすことも。時代の発展と共に、スマホがあるからできることも増えたように思います。住めば都と言いますが、本当にその通り。海外なのに、地図を持たずに歩ける街ができるなんて思ってもいませんでした。

 

 現在は、日本で第二子を出産し、保育園の送り迎えと在宅ワーク。四季を通してすっかり日本の生活に慣れましたが、夏服の多さに笑い、冬服の少ないこと…。タイと日本で出産を経験し、その違いは何もかもといったらあれですが…部屋の大きさとかやっぱりコンパクトになりますよね。また、長男は毎日のようにアパートのプールに日焼けと戦いながら入っていましたが、日本では夏に数回のみでした。帰国早々雪が降り、春にはタンポポの綿毛を飛ばし、夏にはカブトムシを捕まえ、秋には落ち葉をキャッチ、と四季に溶け込んで遊んでいたので、プールに入れない寂しさは感じなかったように思います。

 

 私にとってタイにいた時間は、人生の休息時間。やりたいことをたくさんやって思う存分楽しい生活を送りました。

岩澤 美世香

平凡な会社員だった私。
結婚と転勤が重なり、退職してタイへ。
駐妻として6 年間をタイで過ごしました。
夫と2 人の息子と4 人暮らし。

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