特集記事 次の旅はタイの離島へ行こう Part 3 ~ マーク島

次の旅はタイの離島へ行こう Part 3 ~ マーク島

バンコクから飛行機で1時間、車で5時間の距離にあるトラ―ト県には、前号でご紹介したクッド島の他に、リゾート地として有名なチャン島を始め、大小50を超える島々があります。今回は、日本人にはあまり知られていない、ローカルな雰囲気漂うマーク島をフィーチャーします。

 

マーク島概要

湾に囲まれた四角い星のような形のマーク島、面積は16㎢程度。島を囲む27㎞に渡る海岸線には、白砂のロングビーチがあり、リゾート地として最適な環境。2006年には英国サンデータイムズの「最も美しいビーチ10」に選ばれています。島の人口は約1000人。島には寺院、小学校、3つの漁村、市場、ヘルスケアセンター、商店などがあります。島の主な産業は天然ゴムとココナツの生産です。

マーク島ってどこにあるの?

 タイ東南部トラ―ト県沖に浮かぶ離島。カンボジアとの国境付近に位置しています。リゾート地で有名なチャーン島や、前号でご紹介したクッド島にも近く、スピードボートで移動できる距離です。

どうやって行くの?

スワンナプーム国際空港からバンコクエアウェイズでトラ―トまで1時間、そこからタクシーで「Laem ngop pierレム・ンゴップ・ピア」まで30分。港からスピードボートで45分で到着します。バンコクから車で向かう場合はレム・ンゴップまで約5時間。また、トラ―トへはエカマイバスターミナルからバスやミニバンで行く事も出来ます。パブリックスピードボートは1日3~4本往復していますが、時期や波の状況によってスケジュールが変わります。

マーク島の環境問題への取り組み

観光業を持続可能にするため、10年前からマーク島はローカーボン計画を促進し、エコアイランドとして海外からも注目されています。これは環境への意識の高いヨーロッパからの観光客が多いこともきっかけとなりました

具体例)

ソーラーパネルの設置による電力確保/プラスチック包装の禁止/ゴミの分別・リサイクル/毎週土曜日に島民と観光客によるゴミ拾い/ジェットスキーなどエンジン駆動の乗り物の制限/電気自動車(ホテルのカートなど)や自転車での移動促進/農薬不使用

マーク島でしたいこと 1

マリンスポーツ

マーク島といえば、カヤックやパドルボードが人気。特に北西側のビーチが、遠浅なこともあり、夕方になると数多くの観光客が海に出ます。ホテルによってはボートの貸し出しが無料の場合も。マーク島から近い白砂の離島、カム島へもカヤックで行くことが出来ます。

スノーケリングは島の南西にあるビーチと、その沖に浮かぶラヤンナイ島、ラヤンノーク島がおすすめ。ダイビング会社などが主催しているスノーケリングツアーでラン島に渡ればさらに多くの熱帯魚に会えます

マーク島でしたいこと 2

シーフードを食べる

「おすすめのシーフードレストランは?」と町の人に聞くと、十中八九返ってくる答えが「コ・マーク・シーフード」。シグネチャーメニューのコ・マーク・ホットポット(激辛なので辛さを指定しよう)、シーフード入り巨大茶わん蒸し(KAITUN TALAY)、定番のイカ焼きなど、新鮮魚介を楽しんで。

Koh Mak Seafood

TEL: 089-833-4474 /090-976-4031
※今回ご紹介するホテル「Mira Montra」から無料送迎あり

マーク島でしたいこと 3

観光地巡り

KOH KHAM

白砂の無人島、カム島へ

波が穏やかであればカヤックでもアクセスできますが、体力に自信のない方は、定期便のボートで行くのがおすすめ。ボートはアオ.サウンヤイビーチ(AO SAUNYAI)にある「コ・マーク・リゾート」から乗るのが、分かりやすくておすすめです。

1度に10人程度乗れるロングテールボートで往復します

スケジュール:

行き10:30/13:00/15:00
帰り13:15/15:15/16:30

料金:

1人 300バーツ

WAT KOH MAK

島の小さなお寺「ワット・コ・マーク」でお参り

樹齢100年という御神木をメインに、海から寺に向かって駆け上るようなナーガ(蛇神・竜)は階段になっていて、海からアクセスする際の参道になっています。

MEMO

島内の移動はタクシー(ソンテウ)で、距離に関係なく一律1人 50バーツ。交渉次第で観光地を回ってくれるタクシーもあります(1人 200バーツ~)。また、歩いていると一般のピックアップトラックが「乗る?」と声を掛けてくれることもあります(行く方向次第。お礼にチップをあげるのが好ましい)

離島への移動は定期ボートがリゾートやダイビングセンターなど、数か所から出ていますが、時期や天候によって異なるので、手配をお願いした旅行会社さんにチェックしてもらおう

MARKET

青空市場と綺麗な花に遭遇

コ・マーク・シーフードの近所に出る市場では、地元産の野菜や果物、生活用品などが売られています。乾季には、この黄色い花のみならず、色とりどりの花が島全体に咲きます。

CINNAMON BOADWALK

長ーい桟橋で記念写真を撮る!

島の北東に位置するシナモン・アート・リゾートにある長い桟橋はマーク島のヒーローショットとして有名。水平線をバックに記念写真はいかが?

※リゾートは現在休業中ですが、桟橋には入場料 50バーツで入ることができます

RUBBER WOOD

天然ゴムの採集現場を見学する

よく見ると樹脂を集める器がくくり付けられています

MAKA THANEE

ピザが美味しいカフェでひと休み

船着き場と桟橋があるマカタニーリゾートのカフェは、ウォークインでも利用可能。美しいビーチを眺めながら、ちょっとひと休み。ピザがサクサク生地で美味しい!

KOH MAK RESORT

サンセットを眺めながらカクテルを味わう

アオ・サウンヤイビーチの中心、カム島行きのボート発着場でもあるパナン船着き場(PANAN Pier)の目の前にあるコ・マーク・リゾートのビーチバーではハッピーアワー実施中。

マーク島のおすすめリゾート 1

MIRA MONTRA RESORT

美しい白砂のビーチとプライベート感溢れる静かな環境にあるミラモントラは、オーナーが家具メーカーとあって、インテリアにこだわりがあります。ゲストルームはビーチに近いヴィラタイプと、見晴らしの良い丘の上に建てられた2階建てのビルディングタイプがあり、いずれもシンプルながら素敵な家具が配され、ほっと寛げる空間になっています。マーク島には大きなリゾートホテルはありませんが、ミラモントラのような、小さいながらお洒落で料金も手頃なホテルがいくつかあります。

GUEST ROOMS

1. ファミリーヴィラの寝室

2. ファミリーヴィラのバスルーム。海遊び後に便利な屋外シャワー付き

3. ヒルトップデラックスルームの寝室。ビルディングタイプのゲストルームですが、全室オーシャンビューとなっています

4. 機能的なデザインのルームファシリティ

5. 肌にしっくりくる素材のバスローブ

6. 色使いがお洒落なソファー

7. 木箱のようなティッシュケースも素敵

RESTAURANT

広々とした解放感溢れるレストランでは、朝食はビュッフェ、昼と夜はタイ料理とウエスタンのアラカルトメニューを提供しています。マーク島は外国人向けの飲食店が少ないので、ホテルのレストランは重要。こちらはメニュー数も多く、滞在中食事に困ることはなさそう

朝食にはトラ―トならではのメニューや新鮮な果物が並びます

ACTIVITIES

マーク島といえばカヤック! まるでプライベートビーチのように静かなアオ・プラビーチで、遠浅の透明な海に漕ぎ出そう。ホテルのレンタルバイクで島を一周するのも楽しい

MIRA MONTRA RESORT

113 Moo 1 Koh Mak Koh Kood Trat
TEL: +66642055554

マーク島のおすすめリゾート 2

Seavana Beach RESORT

 カム島を臨むアオ・サウンヤイビーチにある人気リゾート。1㎞に渡る白砂のロングビーチと平行するようにインフィニティプールがあるのが特徴的。ビーチまでの距離が近いだけでなく、敷地内にはトロピカルガーデンや川もあり、離島ならではの自然を存分に楽しむことが出来ます。エメラルドに輝くマーク島の海と、青い空に囲まれてプールに浸かると最高に贅沢な気分! また、カム島へ渡るボートが出る「コ・マーク・リゾート」が徒歩圏にあるのも便利。カヤック、パドルボート、自転車、スノーケリング3点セットのレンタルがあります

1. カジュアルながらセンスの良いレセプション

2. センスの良いレセプション

3. ライブラリーにはビリヤード台があります

4. 見ると微笑んでしまう置物が点在

5. ウエルカムドリンクに添えられた野花が可愛い

6. 旅の記念に押して帰りたい様々なマーク島スタンプ

GARDEN & BEACH

 シーヴァナ・ビーチリゾートの敷地内には川やガーデンがあり、様々な植物を見ることが出来る他、アヒルや鶏なども飼われていて、小さな子供も喜びそう。

7. カナル(川)&オーシャンビューのゲストルームからの眺め

8. レンタルカヤック

9. 椰子に取り付けられたブランコで海の上を浮遊!

10. 島リゾートの定番、ハンモック

11. 敷地内に巨大なバンヤンツリーが

GUEST ROOMS

ゲストルームは4カテゴリー、全22室あり、いずれもオーシャンビューで、ビーチまでのアクセスも良く、インテリアデザインはノスタルジックな雰囲気でお洒落。

1. 戸建ての家のような建物の1階がスーペリア(70㎡)。2階がジャグジーバルコニーというカテゴリー

2. スイートルームの様子。1階が寝室とバスルームです

3. スイートルームの様子。2階にバルコニーがあります

4. ビーチフロントデラックスの様子。1段高い床にクイーンサイズのベッドマットが2台配されています。

5. ビーチフロントデラックスの様子。室内シャワーのほか、外にレインシャワーもあります

6. 着心地の良いバスローブ

7. 壁に取り付けられた小さな棚の中にはバスアメニティが収納されています

RESTAURANT

 レストランはビーチに面しており、宿泊客以外のゲストも気軽に利用することが出来ます。メニューも充実しており、新鮮なシーフードを使った料理も。朝食はメインを一品選び、サイドメニューはビュッフェ形式となっています。

8. 朝食のビュッフェライン

9. 朝食のサラダと果物は盛り付けて各テーブルに運ばれてきます

10. メインのサニートーストカップ。この他、ご飯ものやパンケーキなどが選べます

11. 酸味が少なくて美味しい手作りヨーグルト

12. アラカルトメニューより、ココナツの実に入ったトムヤムクン、海老と春雨の土鍋蒸し、揚げ豆腐の餡かけ。他に、パスタやピザなどウエスタンメニューも揃っています

Seavana Beach Resort

1/23 Moo 2 Tumbon Koh Mak Koh Kood Trat
TEL: +66 9 08 645 646

記載の情報は、WOM本誌発行当時のものであり、現在までに変更となっている場合があります。ご了承ください。

次の旅はタイの離島へ行こう Part 1 〜 リペ島
次の旅はタイの離島へ行こう Part 2 ~ クッド島

by WOM 編集部

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