特集記事 タイの避暑地、カオヤイの魅力

タイの避暑地、カオヤイの魅力

タイの軽井沢とも言われるカオヤイ。ゴルフ場やワイナリーがあることでも知られていますが、山沿いの高地にあるため気候が良く、タイセレブの別荘地としても有名です。

今回は、そのカオヤイのおすすめスポットをご紹介!

バンコクから車でアクセスできる便利さ、ホテルの多さ、自然の豊かさ、一度は行ってみたいカオヤイ、ぜひ参考にしてみてくださいね。

◎取材協力:旅わ〜るど

大人も子供も楽しめるテーマパーク

「SCENICAL WORLD」へ行こう!

2015年7月、カオヤイにオープンした「シーニカルワールド」は、プールとスライダーを思う存分楽しめる“スプラッシュ"、子供向け遊園地の“キッズ"、絶叫マシーン満載の“エキサイト"の3つの施設からなる巨大テーマパーク。シーニカルワールドのキャラクター、クマのMacファミリーが並ぶエントランスの先には、レストランやカフェ、ブティックなどが並ぶショッピングモールが。そこからそれぞれのパークにアクセスすることができます。また、同グループが経営するホテルが2軒隣接しており、滞在しながら時間を気にせず遊ぶことも可能! 夢と笑顔が溢れるカオヤイのニュースポットです。

小さな子供からティーンエイジャー、大人だけでも楽しめる内容となっているシーニカルワールドは、家族同伴の社員旅行で使われる事も多いそう。3つの施設はそれぞれ使用料が異なり、お得なパッケージ料金もあります。また、大人、子供(身長101㎝~140㎝)、シニア(65歳~)で料金が異なり、身長100㎝以下の子供は入場料無料となっています

カオヤイは高地に位置しているとはいえ、昼間はやっぱり暑い! 山の景色を眺めながら、プールも楽しめるスプラッシュワールドは、カオヤイ初のウォーターパークです。最新システムのウェーブプールを始め、ウォータースライダーが12種類設置されており、中には絶叫系も。もちろん小さなキッズが遊べるゾーンも併設されています。ウェーブプールは身長120㎝以下の子供でも大人同伴なら利用が可能。また、パーク内ではハンズフリーを推進しており、基本的に手荷物はロッカーへ。飲食料品の持ち込みもNG(パーク内での販売はあります)となっており、衛生面、安全面の管理を徹底しています。約200室という部屋数を持つグリーナリ―リゾート。築年数は古いものの、リノべートしているので部屋はお洒落。レストラン、バー、スパ、日用品ショップ、キッズプールなどの施設があります。

1. ボートで滑るタイプのスライダーが人気

2. ジャングルビューのランドスケープは東南アジアならでは

3. 広大な敷地を贅沢に使って設計されたスライダーは、滑る距離も長い!

4. こちらは小さな子供たちに嬉しいキッズゾーン

※パーク内では、12歳以下の子供には大人が同伴していなければなりません

滞在しながらテーマパークを満喫

THE GREENERY RESORT by Scenical

188/1Thanarat Rd., Moo See, Pakchong, Nakhon Ratchasima 30130 Thailand
Tel:+(66)44297668

約200室という部屋数を持つグリーナリ―リゾート。築年数は古いものの、リノべートしているので部屋はお洒落。レストラン、バー、スパ、日用品ショップ、キッズプールなどの施設があります。

5. 山の景色を眺めるエグゼクティブルーム(36平米)

6. リビングの付いたレインフォレストスイート(72平米)

7. イサーン料理&グリル「I-CHILLI」のテラス席。土地柄、ビーフステーキのメニューも人気

8. スパはマッサージの料金が手頃

9. キッズプールの楽しい仕掛けは、ぜひ実際に行って見てみて!

天空のリゾート

「BOTANICA KHAO YAI」

カオヤイブームの中、新しいリゾートホテルが続々オープンしていますが、こちら「ボタニカ・カオヤイ」も2年前にオープンした新しいホテルのひとつ。前述のグリーナリ―同様、「SEANICAL WORLD」の系列ホテルとなっており、テーマパークに隣接しています。とはいえこちらのホテルはより“プライベート感"を重視、テーマパーク併設とは思えない静けさです。100室ある客室のほとんどに、アウトサイドバスタブ(ベランダに設置されたバスタブからカオヤイの山並み、またはジャングルが見えます)が付いているのが特徴的。建物自体は低層ですがホテルの立地自体が高地なので、屋上にあるインフィニティプールからの眺めは最高。水面に空が反射して、まるで天空で泳いでいるかのような錯覚を覚えます。

メインダイニング「tempo restaurant」では、朝食ビュッフェもサーブしています

1. 様々なシダ植物を組み合わせたスタイリッシュな中庭。散歩するだけでも癒されます

2. 午後4時からオープンする「one-upbar」をパブリックプールから眺めた様子

3. 高級感あるライブラリー

4. インフィニティプールからホテルの建物を眺めた様子。とにかくデザインがお洒落!

5. レストランへ続く道は竹に囲まれ「和」の雰囲気

カオヤイの静かな山並みを眺めながらリラックス

客室のカテゴリーは1ベットルームのステューディオ(Studio)と、リビング&ベッドルームのスイート(Suite)に分かれ、後者には2ベッドルームもあります。また、ベランダが無いグランドフロアの部屋にはバスタブの替わりにプルンジプール(小さなプライベートプール)が付いている場合も。いずれのカテゴリーもナチュラルカラーをベースにした、都会的で使いやすいデザインになっており、このクラスにしては料金もお手頃!

3. ホームライクな雰囲気が素敵な、2ベッドルームスイートのダイニング部分。ちなみに奥に見える水道付きミニキッチン(中にミニバー&冷蔵庫が仕込まれている)は全ての部屋に付いています

2. インサイドのシャワー&トイレルームも広め

1. ほとんどの部屋のベランダにバスタブが

4. 2ベッドルームスイートの様子

5. 日本から遊びに来た家族や親戚と滞在する際にもお勧め

バスアメニティはタイスパプロダクトのパイオニア、「THANN」を採用

朝食ビュッフェからディナーまで、

「tempo restaurant」

タイ料理とインターナショナル料理の「tempo restaurant」では、宿泊しているゲストに朝食ビュッフェを、またどの時間帯でもセットメニューやアラカルトメニューをサーブしています。涼しい季節には屋外席での朝食もお勧め!

6. ホットステーションで好きな卵料理をオーダー!

7. 洋食コーナーにはベーコンやソーセージが

8. 土地柄、野菜をたっぷり使ったヘルシーメニューにもこだわりが

カオヤイから世界に挑む! ワイナリー

「Granmonte」

父・母・娘2人で経営するワイナリー「グランモンテ(イタリア語で偉大なる山、つまりカオヤイの意)」は創業17年。最近ではタイ各地にワイナリーが存在し、カオヤイにもこちらの他に大手酒造メーカーが運営するところがありますが、グランモンテはその中で、世界に評価されるワインを最も多く輩出していることで有名。敷地14エーカーという、メーカーとしては小さな規模ですが、2008年、長女のNikki(ニッキ)さんがオーストラリア留学時代に学んだブドウとワインの品質管理と改良方法を活かし、世界基準のワインを目指して自社ブランドをプロデュース、今や、フランス、オーストリア、イギリス、日本、といったワイン先進国からのアワード(賞)を毎年受賞するまでに至っています。

プロデューサーのニッキさん

「グランモンテ」ワイナリーツアーに参加しよう!

1日3回(収穫時の乾季はさらに増える)行っているツアーは、所要時間90分。ワイン園、ワイナリー(醸造所)、ギフトショップ併設のワインセラーでテイスティング(未成年は自家製ブドウジュース)、をトラムに乗って巡ります

参加費:大人 300バーツ(未成年 220バーツ/5歳以下無料)

 

お土産コーナーではワイン以外にもグランモンテオリジナル商品やカオヤイの特産品が沢山!

1. 自家製ブドウジュースはレッドとシラーズ2種類。氷を入れず自然の味をそのまま楽しんで! バンコクでもレモンファームなどで購入可能

2. マンゴージャム、ワインジャム、オリーブディップ

3. ワインの香りがするソルト各種。ホームパーティでも活躍しそう!

4. オーナー夫人とPRを担当している次女のMimiさん。ファミリーの家はグランモンテの敷地内にある

レストラン「Vincotto」でワインと料理を堪能する

グランモンテに併設された「ヴィンコット」は、地元産の食材を使った素敵なイタリアンレストラン。ランチ、ディナーいずれもウォークインでの利用が可能(予約がベター)。外国人観光客向けにタイ料理のセットメニューもあります。また、現在販売している15種類のワインから4種類をセレクトしたワインテイスティングメニュー(4パターン)もあるので、ぜひ食事と共に楽しんで!

※グランモンテでは、シラー(ズ)、カベルネソーヴィニヨン、シュナンブラン、ヴィオニエ、セミヨン、ヴェルデホ、グルナッシュなどの品種を育てています

1. 海老とブドウのサラダ 210バーツ++

2. 地元産ブラッタチーズのバジル&グリルトマ添え 290バーツ++

3. 海老とペストソースのリングイネ 290バーツ++

4. テンダーロインビーフのフォアグラ添え 1,550バーツ++

5. ブドウをのせたチーズパイ 120バーツ++

6. タイ料理セット 650バーツ++ トムカーガイやグリーンカレーを添えたロティなど7種類の料理がセットに。他にも幾つかタイ料理のセットメニューがあります

7. レセプション

8. ワインセラー

9. 「Sakuna Rose」

フルーティで飲みやすいロゼワイン「Sakuna Rose」の他にも「Granmonte」「Sole」「Spring」「Heritage」「The Orient」「Bussaba」といったオリジナル銘柄があります

憧れの“ワイナリー滞在"をカオヤイで実現!

10. ゲストハウス外観。外には大人用と子供用の自転車が設置され、自由に使えます

グランモンテには、7組のゲストが滞在できるゲストハウスがあります。各室シャワー、トイレ、クーラー、テレビ、Wi-Fi、ミニバーが完備され、飲料水と自家製ぶどうジュース2本が無料で提供されます。遠くにはカオヤイの山並み、目の前にはブドウ畑、とても同じタイとは思えない景色です。

11. 朝食は「Vincotto」で。新鮮な卵、自家製ぶどうジュースにヨーグルト、地元産の果物などカオヤイならではの“フレッシュ"な味を楽しめます

12. 客室の様子。広さと窓からの眺め以外、ファシリティはほとんど同じ

13. 早朝から始まる畑仕事の様子は、思わず手伝いたくなるほどワクワクします

タイ最大の酪農場、ファームチョクチャイでカウボーイに会う!

創業60年。タイ初のカウボーイ、チョクチャイ氏が始めた酪農は、今やタイで知らない人はいない有名ブランドになりました。ファームチョクチャイを満喫するなら、1日5回実施しているファームツアーに参加するのがお勧め! トラムに乗って農場を巡りつつ、搾乳体験、乗馬、カウボーイショーなどが楽しめる、盛りだくさんの2時間です。バンコク在住日本人にも人気の“Umm!...(ウム)ミルク"の牛乳やアイスクリームが美味しい理由もわかるかも!? カオヤイに行ったらぜひ訪れたい観光名所の一つです。

※ツアーはタイ語のみなので、日本語ガイド付きの旅行プランで申し込むのがベター。チョクチャイはもちろん、それ以外の場所でも見どころを効率よく案内してくれるから心強い!

1. 今回のカオヤイ特集は、カリスマ日本語ガイドのサラユットさん(右)案内のもと実現できました。引っ張りだこの人気ガイドさんですが、旅行会社「旅わ~るど」で手配してもらうことが可能

カウボーイショーは必見!

2. トラクターが引くトラムに乗って出発!

3. 搾乳体験は早い者勝ち!

4. 牛追い用の馬たち

5. ミミズ探し体験中

6. アメリカ西部をイメージした町

7. アメリカ西部をイメージした町でゲーム

8. ショッピング

9. ポニー乗馬(50バーツ)もあり

ファームチョクチャイの入口では、レストラン、ギフトショップ、ミニ動物園といった施設を利用することが出来ます。子供用のポニー乗馬、ヤギの餌やリ、子牛にミルクをあげたりと、ファームツアーに参加する時間が無い、という方も楽しめる一角となっています。

10. チョクチャイステーキハウス。施設内にもう一軒、和牛ステーキを楽しめるレストランがあります

11. ハンバーガーショップ

12. 人気のステーキハンバーガー(260バーツ)。噂通り美味しい! チキンポークなどもあり、150バーツからの品揃え

カオヤイの穴場、チョコレートファクトリーに立ち寄ろう!

ギフトショップ、カフェ、レストラン、ワークショップコーナーなどが併設されたチョコレートファクトリー。ショーケースにはまるで宝石のように美しいチョコレートの数々が並んでいます。こちらはベルギー、フランス、スイスから取り寄せた原料を使い、アメリカのパティスリーシェフTOP10に選ばれたEric Perez氏がプロデュースしたもの。また、チョコレートワークショップでは、チョコレートの基礎知識を学び、実際にチョコレート作りが体験ができます。

1. 様々なチョコレート商品が並ぶ店内

2. プラリネやトリュフなど 1粒 40バーツ~

3. ケーキもエリック氏がプロデュースしています

4. 詰め合わせのギフトボックスが可愛い!

5. ワークショップ

6. ワークショップは所要時間30分程度(1人 380バーツ)。解説はタイ語のみ

7. 日本語ガイド付きツアーの場合は、ガイドが通訳してくれます

8. 施設2階にあるレストランでは、イタリアンとタイ料理をサーブ

9. スモークサーモンの蟹肉サルサソース巻き、サラダを添えて 280バーツ+

10. パッタイ 220バーツ+

11. テンダーロインのチャコールグリルステーキ 780バーツ+ 値段が手頃かつ美味しい!

12. 1階カフェ部分

13. ダークチョコレートラヴァ 160バーツ

14. 温めたチョコレートをドームの上からかけると、中からケーキが現れる仕掛け。お誕生日のサプライズにもいかが? チョコレートドーム 280バーツ

15. アイスチョコレート 80バーツ

取材先一覧

SCEANICAL WORLD

188/1 Thanarat Road, Moo See, Pakchong, Nakhon Ratchasima
Tel: 044-004888

GREENERY RESORT

188/1 Thanarat Road, Moo See, Pakchong, Nakhon Ratchasima
Tel: 044-297-224

BOTANICA KHAO YAI

666 Thanarat Road, Moo See, Pakchong, Nakhon Ratchasima
Tel: 044-001111

Granmonte Vineyard & Wines

52 Moo 9 Phayayen, Pakchong, Nakornrachasima
Tel: 044-009-543 / 044-009-544

Farm Chokchai

Mittraphap, Pak Chong, Nakhon Ratchasima
Tel: 044-328-485

The Chocolate Factory

Thanarat Rd. Khaoyai, 352 Moo 2 Thanarat Rd., T.Musee Pakchong, Nakhon Ratchasima
Tel: 092-443-8881

 

記事内の情報は、WOM本誌 2016年11月掲載時のものです

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by WOM 編集部

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