コラム タイ野菜でべジフルライフ 第145回 緑豆(トゥア・キアオ)

タイ野菜でべジフルライフ

第145回 緑豆(トゥア・キアオ)

緑豆(リョクトウ)
MUNG BEAN
ถั่วเขียว (トゥア・キアオ)

健康のために玄米食を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。タイ米の玄米は細長いので、日本米より炊きやすいので初めてトライする方にはお勧めです。コツは冷たい水を使って炊くこと。これは白米にも言えます。今回は、玄米を食べやすくして、栄養効果もアップさせる緑豆を紹介します。

緑豆混ぜご飯

  • 玄米ご飯 … 3~4膳分
  • 塩茹でした緑豆 … 50g
  • ショウガ … お好みで
  • 白ごま … お好みで
  1. アツアツの玄米ご飯に緑豆とショウガ、白ごまを混ぜればできあがりです

 

緑豆入り寝かせ玄米

  • 玄米 … 3合
  • 緑豆 … 30g
  • 塩 … 2g
  • 水 … 600ml
  1. 玄米と緑豆をよく洗い、ボウルか圧力鍋に水と塩と一緒に入れます
  2. 手または泡だて器などで 5 分ほどかき混ぜます
  3. そのまま圧力鍋または炊飯器で白米または玄米モードで炊きます
  4. フライパンに油とニンニクを入れて火にかけ、香りがしたらトウガラシを加え、ナムリアップを炒めます
  5. 豆ご飯としてすぐ食べられますが、毎日、1~2度かき混ぜながら3日ほど置くと、色も食感もお赤飯のようになります

塩茹でした豆は、そのままおやつやつまみにもピッタリです。洗う前に石や虫食い、小さすぎて固いのは取り除いてください。寝かせ玄米は、炊飯器の保温モードで 1週間くらいは食べられますが、タイの保温モードだと温度が高くて乾燥するのが悩みです。1 日 2 回はかき混ぜるようにしてください。お赤飯のようにモチモチして、ゴマ塩がピッタリです。

リョクトウ(緑豆)

 春雨やモヤシの原料として知られている小豆に似た豆です。解毒・解熱作用に優れ、利尿効果が高く、高血圧やむくみの改善、コレステロール値の正常化、美肌、疲労回復、貧血・便秘の改善など多くの効果が期待されています。
 水に浸けなくても茹でられますが、発芽させるとビタミンCが増し、茹で時間も短く美味しさもアップしますので、半日、かぶるくらいの水に浸けておくのをおすすめします。
 タイでは、主に甘く煮たり、餡をお菓子にしたりしてデザートとして食されています。カオニアオ・マムアンについてくる黄色い粒は、緑豆の中身です。原産地のインドでは、カレーやスープなど幅広く利用されています。日本人へのおススメは、塩茹でです。熱湯に塩を入れて10分程、発芽したものは 3分で茹であがります

青澤直子

健幸料理研究家(野菜ソムリエ&雑穀エキスパート)
健幸料理の店 SALADee
491/14-15 Silom PlazaGF, Silom Road

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