コラム お金の知識を高めるコラム Vol.26 「高齢社会における資産形成・管理」の心構え

お金の知識を高めるコラム

Vol.26 「高齢社会における資産形成・管理」の心構え

前号でふれた、金融庁の報告書「高齢社会における資産形成・管理」ですが、その中に「資産の形成・管理での心構え」という項目があり、「広く国民が知っておくことが望ましい事項」について書かれています。高齢化が進む中では、個人が資産形成や管理において『資産寿命』を延ばす必要がある、以下のようなことを知っておく、行動に移すことが求められています。特に現役世代の皆さんには、長期・積立・分散投資が推奨され、少額からでも資産形成の行動を起こすべきであると明記され、以下の対応が有効と記載されています。

 

1.「人生100年時代」と言われるように、長寿化を前提に、老後の生活も満足できるよう、早い時期からの資産形成の有効性を認識する。

2.生活資金やいざというときに備えた資金は、元本の確保に留意しつつ、少額からでも長期・積立・分散投資による資産形成を行う。

3.必要に応じ、信頼できるアドバイザー等に相談して、自らにふさわしいライフプラン・マネープランを検討する。

4.長期的に取引でき、顧客側の利益を重視する金融サービス提供者を選ぶ。

 

1は、長寿・高齢化社会が進む中、人生の早い時期から、老後に備えて資産を運用することの大切さを説いています。早ければ早いほど時間がありますので、運用はしっかりと取り組めます。

2は、本コラムでも取り上げましたが、長期・積立・分散の3つは資産運用の最重要ポイントです。少額からでも資産を運用することはできるので、着実に資産を積み上げて、資産形成していく重要性を指摘しています。

3は、誰に相談すればよいかは難しいのですが、良きアドバイザーを見つけることは資産運用のスタイルを大きく変えます。それも含めて、自分に合った運用プランをしっかりと見つけることを勧めています。

4は、取引相手の重要性です。長く付き合え、顧客の利益をしっかりと考えて説明もしてくれる金融サービス提供者を選ぶことが、資産運用の成果を大きく左
右するということです。

 

資産運用は、早く始めること、長期・積立・分散の3つの鉄則、誰に相談するか・誰と取引するか、などが大切です。

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長谷川 建一

Nippon Wealth Limited, a Restricted Licence Bank(NWB/ニッポン・ウエルス・リミテッド), CIO(NWBは、香港金融管理局より「Restricted Licence Bank」免許を認可された金融機関です)

京都大学卒、MBA(神戸大学)。 シティバンクグループ日本及びニューヨーク本店にて資金証券部門の要職を歴任後、シティバンク日本のリテール部門やプライベートバンク部門で活躍。 2004年末、東京三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)に移籍し、リテール部門マーケティング責任者、2009年からは国際部門でアジア・リテール戦略を担い、2010年は香港にてBTMUウエルスマネージメント事業の立ち上げに従事。 2013年にはNWBを創業し、COOに就き、2017年3月よりCIOを務める。

寄稿中

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