突然ですが、「ブレイブボード」ってご存じですか?
一見スケートボードのようですが、板の裏にはクルクルと動く二輪がついていて、とにかく不安定なのが特徴の乗り物です。運動音痴の私には到底乗りこなせない代物なのですが(笑)小学生の娘はこのブレイブボードにすっかり夢中になり、一時期本当に毎日のように乗ってました。最初は板の上に立つことすらできず、何度も転びながら練習を重ねていましたが、今ではスイスイと乗りこなすようになりました。
そのプロセスの中で「これってキャリアにも通じるな」と感じたことがあったので、今回はそれをシェアさせてください。
ブレイブボードに乗りはじめの頃、娘は不安定な板の上が怖いのもあって、つい足元ばかり見つめていました。でも足元にばかり意識を向けていると、ますますバランスが取れず何度やっても前に進めないどころか、立つことすらできませんでした。
そこに転機が訪れたのは、上手な人の動画を見たときでした。
そこで娘は気づきました上手な人はみんな、足元ではなく“進みたい方向”を見ているのです。そこで彼女も「次は行き先を見てやってみる!」と再び挑戦したところ、本当に不思議なくらい体幹が整い、自然と前へ進めるようになりました。
これはキャリアでもまったく同じことが言えるなと思います。今できていないことや不安ばかりを見つめていると、気持ちも姿勢も下を向き、余計に足元がぐらつき、前へ進む力が出てきません。でも、自分がどんな未来を生きたいのか。つまり理想の姿をありありと描き、その方向へ視線を上げると、自然と心が整い、行動が前へと動き始めるのです。また、うまくいく人から学ぶというのも同じです。環境が人をつくると言いますが、一歩先行く人たちに出会うからこそ気づけることがあります。
結局うまくいく本質って、何事も共通していますね。娘の姿から、改めて大切なことを教えてもらった気がします。