コラム バンコクとあやさんと私 第173回 あやさんの気持ち

バンコクとあやさんと私

第173回 あやさんの気持ち

移動の春、皆さんは新しい門出や出会いを経験されていることと思います。実は私事ですが、春から息子の進学サポートで日本での生活をスタートしました。

日本での生活をスタートするにあたり、あやさんに私たち親子はとりあえず帰国するけど、夫はタイに残ることを伝え、仕事内容も多少変わることを話しました。これは昨年から予測出来ていたので、もし新しい仕事が見つかれば、我が家の勤務日数を減らしても良いと伝えましたが、あやさんは「そんなこと考えなくていいです。私は奥さんが必要とするまでこのお宅で仕事を続けます」という返事でした。今までのあやさんもそうでしたが、「自分が決めたお宅で最後まで仕事を全うする」という人が多いです。もちろん、お金がより必要な環境にいるあやさんだと多少違ったりもしますが…。

お別れの日、帰宅するとあやさんが「奥さん、行っちゃうの? 私寂しいじゃないですか!」と泣きついてきました。思わず私も貰っちゃいましたが、帰国の用意がまだだったので、ひとまず作業を一緒に進めました。私たちは普段からコミュニケーションを取っていた方なので、余計に寂しさを感じたのでしょう。

帰国はしても、時々タイに戻る予定です。20年を越えるタイでの生活と「あやさんとバンコクと私」はまだまだ続きますので、これからもよろしくお願いします。タイは本格的な暑さが到来しますが、皆さまお身体ご自愛くださいませ。

チンチョ・プロフィール

在タイ20年以上の主婦。ひょんなことからあやさんと日本人奥様の仲介をすることに。バンコク滞在経験を生かして双方の相談に乗ったり、多くのトラブルに対応。そしてまさかの高齢出産。あやさんに助けられながら家事に育児にボランティアに奮闘中。

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