コラム お金の知識を高めるコラム Vol.16 ファンド(投資信託)について学ぶ(2) ファンドの仕組み

お金の知識を高めるコラム

Vol.16 ファンド(投資信託)について学ぶ(2) ファンドの仕組み

 皆さんがファンドを購入するのは、通常、銀行や証券会社といった金融機関からになります。これらは販売会社という位置付けになります。販売会社は顧客に提供できるファンドを厳選し、皆さんにお勧めします。

 

 金融機関は、それぞれのファンド(運用会社)の内容、どのように投資先を選定しているか、ファンドマネージャーの実績、購入の条件などについて投資家に説明し、受注します。対価として投資家の皆さんは販売会社に手数料(販売手数料)を払う仕組みになっています。ファンドを購入すると、皆さんのお金は販売会社を通じて運用会社(ファンド)に渡され、そのファンドマネージャーが、企業や国が発行する株や債券といった投資対象を選び、タイミングを判断しながら運用を行います。運用会社は毎年、決まった報酬を運用結果から差し引き、残りのリターンを皆さんに渡します。

 

 投資家の方の中には、販売会社や運用会社を通さず、直接、株や債券を買いつける方もいます。しかし、なん千なん万とある株や債券、通貨の中から信頼できる投資対象を選ぶのは非常に困難で手間が掛かります。また、ある程度まとまった投資の資金が必要となります。

 

 一方、ファンドのファンドマネージャーは、投資家の皆さんの代わりに世界中の企業や国を視察し、知識をフル活用して見込みのある投資対象を探し出し、最大限のリターン(結果)を出すべく動いてくれます。それにはもちろん経費も時間も掛かります。また、そのファンドをさらに吟味し、選定して顧客に勧める金融機関(販売会社)にも手間や経費が生じます。ましてや香港のような取り扱い商品の多い金融都市ではファンドを精査する必要があります。手数料はどの世界にも付きものですが、資産運用手数料は、リターンに比べれば大した額ではない、と思える場合が多いと思います。

 

 最後に、一部の金融業者の中には不当な手数料を上乗せする者や、私募と言って、直接買い付けできる運用会社のファンドを販売する者もいます。ファンドマネージャーの素性や運用成績の情報が公開されていなかったり、販売責任が明確でないことが多く、流動性が著しく損なわれる(なかなか換金できない)商品もあります。販売会社は投資家の皆さんの一生のパートナーと成り得る存在です。間違った選択をして後悔することのないよう、良く考えて資産を預けて下さい。

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    長谷川 建一

    国際投資ストラテジスト

    シティバンクグループ日本及びニューヨーク本店にて資金証券部門の要職を歴任後、シティバンク日本のリテール部門やプライベートバンク部門で活躍。 2004 年末に、東京三菱銀行(現三菱UFJ 銀行)に移籍し、リテール部門でマーケティング責任者、2009 年からは国際部門に移りアジアでのウエルスマネージメント事業戦略を率い2010 年には香港で同事業を立ち上げた。その後、2015 年香港でNippon Wealth Limited, a Restricted Licence Bank を創業。2020 年には、Wells Japan Holdingsに参画し、新たな金融サービスの開発に取り組んでいる。世界の投資商品や投資戦略、アジア事情に精通。わかりやすい解説には定評がある。香港をはじめ、日本やアジア各地での講演も多数。京都大学法学部卒・神戸大学経営学修士(MBA)

    著書
    ブログ: HASEKEN
    寄稿中

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