コラム バンコクとあやさんと私 第143回 昇給
第143回 昇給
あやさんを雇い始めて何年になりますか? あやさんだけではありませんが、仕事を続けていたら昇給はつきものです。特にタイでは、昇給に納得しないとすぐに仕事を辞めて新しい仕事につく傾向があります。
あやさんという仕事についている人の多くは生活が豊かではありません。また、仕事を探すのが大変なので、一度働いたらコロコロ仕事を変えたいと思う人はいないので、慎重に選ぶ人が多いです。そのため雇用者との相性は大きな判断材料になりますので、雇用条件等、面接でしっかり確認をしてから返事をする人が多いように感じます。また、仕事がなければ田舎に帰って農家をしてゆっくり暮らそうと思っている人も多いです。
実際のお給料にもよりますが、日本人の中では「昇給額は毎年100バーツ」という時代がありました。そのようなあやさんを引き継いでいる場合、今でもその風習が残っているかもしれませんが、これは時代遅れです。勿論昇給は基本的に毎年するもので、それによって彼女たちのモチベーションも変わってきます。そして、上げれば良いというものでもありません。仕事ぶりや内容をしっかり見極めて判断し、忘れないようにしましょう。一度上げてしまったお給料を減給ということは余程でない限りできません。
皆さんも是非、仕事ぶりや周りの相場などを考慮して、見合った昇給をしてあげてください。
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チンチョ・プロフィール
在タイ20年以上の主婦。ひょんなことからあやさんと日本人奥様の仲介をすることに。バンコク滞在経験を生かして双方の相談に乗ったり、多くのトラブルに対応。そしてまさかの高齢出産。あやさんに助けられながら家事に育児にボランティアに奮闘中。
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