コラム バンコクとあやさんと私 第88回 あやさんとの接し方

バンコクとあやさんと私

第88回 あやさんとの接し方

新年明けましておめでとうございます。 「年末、あやさんにボーナスを渡したのに、年明けから出勤してこない」というケースがあります。あやさんにも問題がありますが、きっと何か思うことがあったのでしょう...。あやさんとうまく付き合っていく方法、改めて考えてみましょう。

─勤務時間に対して仕事量は多くないですか?

雇用者の要求とあやさんの力量がずれていると続きません。

 

─仕事相当のお給料を支払っていますか?

また、昇給してあげていますか?周りに合わせるのではなく、自分で評価し、あやさんの年齢や生活費なども考慮して、お給料を決めてあげてください。

 

─細かすぎる注文や指示をしていませんか?

タイ人はあまり細かいことを気にしません。譲れないことを伝えることは大切ですが、細かずぎると息が詰まって長続きしません。───あやさんを評価してあげていますか?してくれて嬉しかったこと、助かったことをその場で素直に表現してあげてください。自分が必要とされていることを感じるだけで働く意欲が湧きます。また、何をすれば喜ばれるのかが分かるので、仕事がしやすくなります。

 

─仕事しやすい環境を整えてあげていますか?

使いやすい掃除道具や洗剤をあやさんに選ばせる、整理整頓は奥様自身で行う、子供のおもちゃの片付けは子供にさせる、など、あやさんが自分の作業に集中できる環境を与えましょう。

 

ここはタイなので、日本の習慣を押しつけても続きません。雇用者側が配慮すべき点は配慮し、しっかり評価してあげることで良い関係を築けると思います。遠慮は禁物ですが、配慮は必要!年度初めに、お互い話し合いの場を設けるのも良いかもしれません。今年も皆様にとって、あやさんとの良い関係が作れるよう、お手伝いが出来れば幸いです。

チンチョ・プロフィール

在タイ20年以上の主婦。ひょんなことからあやさんと日本人奥様の仲介をすることに。バンコク滞在経験を生かして双方の相談に乗ったり、多くのトラブルに対応。そしてまさかの高齢出産。あやさんに助けられながら家事に育児にボランティアに奮闘中。

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