バンコクとあやさんと私

第139回 息抜き

新学期を迎え、新しい環境での生活が始まった方も多いと思いますが、そろそろ皆さん、落ち着いてきた頃でしょうか? 中でも生活の場が変わった方は全ての状況が変化し、今までとは違う感覚がありますよね。この春、日本や海外からいらした方は特別かと思います。

あやさんを雇い始めたばかりの方からよく聞く話で、あやさんが「前の奥さんはこうだった。こんなことしてくれた」「他の雇用主はこんなことをしてくれているらしい」などと話しかけてくる、という事があります。「私も前の奥さんや周りの雇用者と同じ様にしなければならないの?」「こんな話をして、私に何を求めているの?」と思われる方も多いです。しかし、あやさん的には世間話の感覚で話している人が殆どです。それがうっとうしくて、あやさんを雇わなくなる方もいるみたいですが、あやさん達と私達の間には、これに限らず感覚の違いを感じる事が多々あります。

今回の件に関しては、一般社会でも同じ事が言えるかもしれませんが、働き通しのあやさんには息抜きの場所がありません。世間話に付き合うのも、関係性を保ったり、何かの役に立つこともあるので、仕事に支障がない範囲で付き合ってみてはいかがでしょうか? 相手はタイ人、感覚が違う事があって当たり前。割り切って考えればストレスを感じなくなるかもしれません。

チンチョ・プロフィール

在タイ20年以上の主婦。ひょんなことからあやさんと日本人奥様の仲介をすることに。バンコク滞在経験を生かして双方の相談に乗ったり、多くのトラブルに対応。そしてまさかの高齢出産。あやさんに助けられながら家事に育児にボランティアに奮闘中。

関連記事...

バックナンバー情報..