バンコクとあやさんと私

第50回 一時帰国

少し気が早いような気もしますが、もうすぐ夏休みがきますね。ソンクランもそうですが、この夏休みに一時帰国する方も多いのではないでしょうか?「皆さん、一時帰国の時はあやさんをどうしてるの?」という質問をよく耳にします。人それぞれですが、例えば私は通常フルタイムであやさんを雇っていますが、私と子供が帰国中は仕事が終われば帰って良しとしています。また、毎日来なくてもいいけど週に2~3回は来てもらうようにしています。普段は私がしている洗濯も旦那さんが一人なのでお願いし、普段と変わりなく掃除、アイロン、部屋の片づけなどをしてもらっています。そして私達がバンコクに戻る前の日は必ず出勤してもらい、ベットシーツの交換やお茶を沸かして作っておいてもらったり、家族が気持ちよく次の日から過ごせるように仕事をしてもらっています。

人によっては、長期間居ない間に家に入ってもらうのはちょっと...とためらう人もいますが、実は誰もいない時ほどあやさんは仕事がはかどるのです。また、使わない部屋は掃除をしなくて良いとしている人もいますが、毎日ではなくてもしてもらった方が良いと思います。トイレや使っていない浴槽もです。掃除をあまりしないでいると、お住まいにもよりますが排水事情が悪くなったり、異臭がしたりということにもなりかねません。また、虫の死骸などがあったりもします。

また、あやさんが通常の勤務時間中には細かい所まで行き届かないこともあります。長期不在の際に普段出来ないことをお願いしておくのも手です。私の場合は、食器棚のお皿やコップなど全て洗ってもらう、冷蔵庫やクローゼットの引き出しの中なども綺麗に拭いてもらったりします。
人がいなくても掃除をしなければどうしても“ほこり”は溜まってしまいます。また、人の気配があるだけでも盗難防止にもなると言われています。さらに何か急なトラブルが起きた場合にもあやさんに連絡して回避することができるかもしれません。
最後に、あやさんにお土産を買って来てあげるのも大事だと私は思います。日本製の物は特に喜ばれます。雇用者からのお土産は、仕事に対するモチべーションにも繋がります。最近タイでは物が豊富になってきましたが、傘や時計を始め服や食べ物など何でも喜んでくれると思いますよ。家で日本料理を作っているあやさんにはカレールーやだし昆布、鰹節なども喜ばれます。また、急な事態に対応出来るよう、奥様が留守の間、誰に連絡をとればよいのかはっきり伝えておくことも忘れずに。

チンチョ・プロフィール

在タイ20年以上の主婦。ひょんなことからあやさんと日本人奥様の仲介をすることに。バンコク滞在経験を生かして双方の相談に乗ったり、多くのトラブルに対応。そしてまさかの高齢出産。あやさんに助けられながら家事に育児にボランティアに奮闘中。

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