7月。うっとうしい梅雨に終わりを告げるように「カナカナカナカナ」とヒグラシの鳴き声が聞こえてくる時期です。二十四節気では今年は7月7日が小暑(偶然にも今年は七夕と同じ日!)。小暑になると暑さが次第に強まってきて、チラホラとセミの鳴き声が聞こえてきます。私がバンコクで暮らしていた頃、バンコクは一年中暑いのにセミの声が聞こえないなぁと思っていました。皆さんはいかがですか? バンコクでセミの鳴き声は聞きますか?
小暑を越えると大暑がやってきます。読んで字の如く、暦上最も暑くセミがひっきりなしに鳴いている時期ですね。この頃はミンミンゼミやアブラゼミが元気よく鳴いています。1ヶ月前の梅雨の空が嘘だったかのように青い空、白い雲、そしてミーンミンミンと鳴き続けるセミの声を聞いていると「ニッポンの夏だなぁ」という気持ちでいっぱいになります。
そして7月といえば七夕。バンコクでもスクムビット界隈では日本の七夕をお祝いしているところがありますよね。幼い頃は短冊だけではなく、折り紙を使ってちょうちんや投網などを作って飾りました。今年もぜひ、お子さんだけではなく大人も一緒に短冊に願いごとを書いてバンコクでの七夕を楽しんでみてくださいね。
そして7月といえば、忘れてはいけないのが土用の丑の日。今年の7月の丑の日は7月30日、日本では昔から季節の変わり目(土用)の体調を崩しやすい時に、丑の日にちなんで「う」が付く食べ物を食べていました。そして「う」がつく食べ物と言えばうなぎですよね。私はうなぎが大好きなのでトンローに四万十の鰻屋さんが出来た時はとても興奮しました! コロナ禍の本帰国で強制隔離が明けたあとも、真っ先に食べに行ったのが鰻でした。
7月もバンコクで日本の季節を感じることができるイベントや食べ物があります。そんな時は日本の懐かしい夏を思い出してみてくださいね。