あっという間に6月。2023年上半期最後の1ヶ月ですね。6月といえば日本では「衣替え」の時期。日本の学校では制服が冬服から夏服に切り替わる時期です。バンコクにいた頃は夏服だけで一年間を過ごしていたので、本帰国をして久しぶりに季節ごとに洋服を変える生活をしています。季節ごとに洋服を変えるのは大変だなぁと思う一方で、季節に合わせた服を着ることで気持ちのメリハリがつくのはメリットだと感じます。本帰国後、だいぶ落ち着いてきたので、今年は洋服だけではなく、カーペットやインテリアもこの6月の衣替えの時期に夏らしいものに替えていけたらと思っています。
今年は6月21日が二十四節気の一つ「夏至」です。北半球では昼の時間が最も長くなる日です。幼い頃、夕食の時間になっても外が明るかったりして、なんだか得した気分になっていたのを覚えています。タイは日本に比べると日照時間が長いですよね。外が明るいと気持ちも明るくなります。タイの人が明るく大らかなのは日照時間も関係しているのかもしれませんね。
6月は「夏至」の他に「芒種」という二十四節気の一つがあります。「芒種」というのは稲や麦などの穂となる穀物の種をまく頃のこと。気温がどんどん上昇し、梅雨入りを迎える時期です。湿気の多い梅雨はあまり良い印象はありませんが、紫陽花が美しく咲く季節でもあります。紫陽花といえば私が思い浮かべるのはやっぱり鎌倉。このコラムを読んでいる方の中にも鎌倉の紫陽花を見に行った事がある方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。バンコクでもスーパーやお花屋さんで紫陽花を売っているのを見かけたことがあります。紫陽花を見かけたらぜひ6月の日本に思いを馳せてみてくださいね。