コラム 元BANGKOK駐妻通信 第9回 「タイの素敵を自宅サロンで伝え続けます」

元BANGKOK駐妻通信

第9回 「タイの素敵を自宅サロンで伝え続けます」

タイ駐在6年半。そして本帰国をしてちょうど同じ月日が経ちました。帰国して半年後にタイ料理教室とタイ雑貨を扱う自宅サロンをスタートし、3年後にはバンコクで「自宅サロンの作り方」講座も開催しました。自宅サロンはもうすぐ7年目、忙しくも充実した毎日を過ごしています。

 

タイへの駐在が決まったのは、娘が年長で息子は1歳の時。小さな子供達との海外生活はイメージができず、不安も沢山ありました。でも、実は私には「雑貨屋さんを開きたい」という夢があり、それならこの駐在経験をチャンスと捉えよう、と考えました。

 

タイに住み、雑貨の他にもう一つ夢中になったのがタイ料理。こんなに美味しい料理を帰国後も自分で作れたらどんなに素敵だろう! そう思い、タイ人の先生のもとに通い始めました。今でもご活躍の先生ですが、当初は先生の自宅のお庭のコンロで教わっていたのが懐かしい思い出です。

 

それから「ジムトンプソンの家」でボランティアガイドを5年間。日本人学校で読み聞かせのボランティア。マッサージ教室にも長く通いました。子供たちの学校や習い事先でのお手伝いもしていたので、「いつも忙しそうね」とよく皆に言われていました(笑)。

 

そんな私も、タイに住み始めて最初の半年は、日本に帰りたいと泣く娘が心配で一緒に泣いて過ごしたことも。穴の開いた道路、ぶら下がっている電線、毎日の渋滞、排気ガスと爆音のシーロー、両手サイズのネズミは走っているし、屋台のナマズもナンプラーの匂いもカルチャーショック。「早く日本に帰りたい」と思っていました。洪水や暴動もありました。他にもここには書けないような怖い経験もいくつかあります。でも沢山の人と出会い、色々なことを経験した時間。その全てがとても大切なものとなりました。

 

大好きなタイには今でも時々、雑貨の仕入れや料理の勉強のために訪れます。空港を降り立つと、気持ちはいつも「ただいま!」。バンコクは私にとって第2の故郷です。

三島万里子(みしままりこ)

千葉県在住自宅サロン
LEELAWADEE7丁目主宰
自宅タイ料理教室、出張教室、
イベント雑貨屋さん、ディスプレイ

HP: leelawadee7choume.blog.fc2.com

FB: leelawadee7choume

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