コラム人生一度きり第01回 「はじめまして」

人生一度きり

第01回 「はじめまして」

私は、4人目の夫とバンコクに居を移し2年になる。思わず2度見するか、聞き直したくなるフレーズだろう。何がどうなってそうなったのかは、ぜひ拙著『三度の離婚より結婚が好き♥』を手にとって読んでみて頂ければ幸いだ。

さて、読者の皆様の殆どが駐在の奥様であり、かつ良妻賢母であるというイメージのWOM(ワム)に於いて、何故私がコラムを書くことになったのか?どう考えても毛色の違う珍獣が乱入したという印象を拭えない(笑)。「何を求められているか?」をこのコラム執筆の話を受けてからつらつらと考えた。

まず、離婚を勧めるつもりはないから安心して欲しい。何かを偉そうに説くつもりもない。でも起こる出来事に大小の違いはあれど、人生には様々な事が起こるものだ。「順調」そうに見えていても、小さなつまづきや人に言えず抱えている思いなど…。

私が人生の折り返し地点を過ぎ、ようやくわかったことは、自分の人生は自分のものであるということ。どんな人生にも「もし」はなく、後悔しても、もう過去には戻れない。その時その時の自分が精一杯考え、選び、掴みとった結果が今なのだということ。今輝いている人を見て必要以上に羨む事もない。

どんな人にも光と影があり、影が強い分輝いているものだ。そしていつだって誰もが、「これから」を今から新たにつくっていけるのだ。
どんな人も完璧ではない。欠点が魅力になり、つらい経験が、後に多くの人へのメッセージとなり、自分にとって欠けている、と思える部分が、実は自分にとっての存在意義だったりするものだ。何が普通かは一概には言えなくなった昨今だが、確実に普通からはみ出したであろう私が言える、伝えたい事は、大抵の事は「大丈夫」だということ。

私はこのコラムを書くに当たって、誰かの勇気になれたらいいと願っている。読者層である、タフさと強さを求められる女性達。しなやかさと優しさを求められる女性達。輝き続けることを求められる女性達。大変だけれど他人事ではない私も、若さと老いの狭間で変化しつつある心と身体で、自分らしく笑いと涙と本音でぶつかりジタバタする姿をお見せする事になるだろう。

人生は続いていく、ともに輝こう。

by hiroko 「結婚・離婚アドバイザー」

来タイ4年目! ライター、ラジオDJ、普段着物愛好家。着物をもっと身近なものにをモットーに、バンコクFM放送局J-channel、毎週月曜日Morning Kissには着物やゆかたで出演中。リクエスト、メッセージなど大歓迎です

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