コラム バンコクとあやさんと私 第151回 感覚の違い

バンコクとあやさんと私

第151回 感覚の違い

皆さん、タイ生活には慣れましたか?タイ人との関わりで「えっ?」と思ったことはありませんか? あやさんを雇うにあたっても、雇用者側の想いもあればあやさん側の想いもあります。

先日、あやさんを雇いたいとの依頼があったのですが、「英語でコミュニケーションを取れる様になりたいので、英語の出来るあやさんを紹介して欲しい」とのこと。家事は一緒にするので、手伝ってもらう程度で…と仰るので、私はあやさんのお給料代を英語レッスンにあてて、あやさんの雇用をやめるよう提案させて頂きました。

もしこの方があやさんを雇ったら、あやさんは「私の仕事なのに、どうして雇用者がやろうとするの?」と思うでしょうし、彼女達と信頼関係を築くことも難しくなると思ったからです。雇用者から見れば、仕事が少なくて楽な家で嬉しいだろう、と思うかもしれませんが、働く側から見れば違うのです。他にも「住み込みで働いて欲しいけど、あや部屋がないので余っている部屋を使ってもらいたい」というケースをよく聞きます。こちらが「あやさんにとって良い事」と思うことでも、感覚の違いから心地良く思われないことは多々あります。

お互いを理解してより良い関係を築けたら、あやさんもきっと気持ち良く仕事をしてくれ、信頼関係が増すことでしょう。皆さんも雇用を考える際は参考にしてみてくださいね。

 

チンチョ・プロフィール

在タイ20年以上の主婦。ひょんなことからあやさんと日本人奥様の仲介をすることに。バンコク滞在経験を生かして双方の相談に乗ったり、多くのトラブルに対応。そしてまさかの高齢出産。あやさんに助けられながら家事に育児にボランティアに奮闘中。

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